21.好き ページ23
鏡の前でくるりと1回転
『変なとこ、ないよね』
さとみくんと二人きりって
幼稚園以来だから少し緊張してしまう
「あれ、今日どっか行くの?」
『う、うん!友達と遊びに…』
流石にさとみくんと、何て言えない
「そっか、いってらっしゃい」
『?…いってきまーす』
…ままもり発動しなかった。
いつもなら、
気をつけてねとか、
暗くなる前に、とか言うのに。
よそよそしいって言うか…うーん。
私は小走りでさとみくんの家に向かった
ピーンポーン
『こんにちは、綾瀬でs…』
さ「お、早かったね?いらっしゃい」
ちょっと早く来すぎたかな…
さ「あぁ、全然気にしないで。」
私の気持ちを上手く汲み取るさとみくん
きっと、こう言うのがモテる理由だろうなぁ
おばさんに挨拶をすませた後
さとみくんの部屋にお邪魔した。
さ「んじゃ、早速本題に入りますか」
『うん!喧嘩したのは伝えた、よね』
そこからは、
私の無意識爆弾行動
なーくんがよそよそしい事
欲張りになった事
等々の不安をさとみくんに伝えた。
そして、さとみくんが口を開く。
さ「多分、好きがより明確になったんだろうね」
『…え?』
私はずっとなーくんが好きだった。
それは嘘ではない。
なのに、今更明確とかあるのだろうか?
ポカンとした私に説明を続けるさとみくん
さ「Aの好きって憧れの部分が多かったと思うんだ。」
『あこ、がれ…』
確かになーくんには憧れてた。
凄いな、尊敬するな、とか。
さ「それが喧嘩事件で異性として好きに変わったんだろうね」
異性としての好き…。
じゃあ、心臓が異常なくらいうるさいのも、
欲張りになっちゃうのも、
触れたい、って思っちゃうのも、
全部普通のことなの?
ドキドキして、時々胸が締め付けられて、
これが恋なの…?
さ「ねぇ、泣かないで、A?」
『…え? わ、たし』
ねぇ、恋すると涙がでるの?
好きって気持ちが溢れそうで
どうしようも無くなるの?
『なぁ、くん…』
あぁ、恋って難しいみたいです。
だって私、
今ね、
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さとみくんにキスされてるもん。
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リアじゅうのだいばくはつ!(ポケモン風) - 勉強頑張ってください!応援してます!なーくんの夢を叶えるためにも一緒にがんばりましょう! (2021年10月26日 19時) (レス) @page30 id: 7d59f0ef3f (このIDを非表示/違反報告)
推しが一緒 - なーくんの夢を叶えるために頑張れて凄いと思います 高校受験頑張ってください 偉そうですいません (2021年1月4日 22時) (レス) id: 0c0be2b4be (このIDを非表示/違反報告)
推しが一緒 - なーくんの夢を叶えるために頑張れて凄いと思います 高校受験頑張ってください 偉そうですいません (2021年1月4日 22時) (レス) id: 0c0be2b4be (このIDを非表示/違反報告)
よだか - コロリ。さん» 精一杯頑張ります!応援のお言葉嬉しい限りです。受験が終わったら光の速さで戻って来ます! (2020年5月15日 15時) (レス) id: 919b80f9c3 (このIDを非表示/違反報告)
よだか - 夜月さん» はい!推しさんに負けないくらい頑張ります!応援ありがとうございます。 (2020年5月15日 15時) (レス) id: 919b80f9c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:よだか | 作成日時:2020年3月1日 1時