40話 ページ46
原「若林、お前女の子の気持ちがわからないって言ったよな？で、他人は全部そうだって教えたよな？つまり、逆もあるってことだ。お前が何考えてるか分からない。お前の気持ちを、こいつは全然わかってない！言ってやれ！今、本人が言ったことでお前が思ったことを言え！伝えろ！こいつは伝えないと分からないぞ！お前だけが、相手の思ってることを聞く必要ない！」
山「はぁ！？なにそれ！傷ついてるかなと思って言ってあげてるだけじゃん！」
何それ。散々自分勝手に優馬くんを傷つけて、自分はだらだら言い訳して、酷いにも程がある。
原「お黙り！あんたの番じゃない！若林、言って終わらせろ。あなたの番です！」
ん？何か聞いたことあるな…
若「なんか…好きになったから！好きになっちゃって、たまたまかもしんないけど、スマホとか拾って話せて、よかったです！」
原「もっとあるだろ！言え！」
若「別にそっちはそんな気なくて良かったし、ただこうやって遊びに誘ってくれたこととか、連絡先交換してくれたこととか、嬉しくて！本気でそれは、そう思ってて。でも、嘘だったんだ、他人が仕組んだことだったんだって気づいて。それが凄いつらくて。」
原「それから！」
若「こいつ、最悪じゃん！って思った。思ったけど！遊びだったかもしんないけど、僕は好きだったから！それが、今思ってることかな。さっきまで好きでした！」
原「若林！」
若「今は、さっきよりも嫌いで、でもちょっとだけ好きです！それだけです！返事はいりません、連絡先も消します！これが僕の言いたいことかな。終わり、のぶお。」
原「あんたさ、相手の気持ちが分からなくても仕方が無いわ。けど、あんたと、あんたの友達の軽率な言動が一人の人間を傷つけた。分からなくてもいい。けど、相手の気持ちを想像するぐらいにならないと。心がどんどんブスになるわよ！」
俯く山上さん。そんな山上さんに背を向けて去っていく二人。それにつられて私たちも背を向けて去っていく。
『まーくん？』
東「明智に言っといてって何？」
あぁ。そういえば何かあったな。
山「・・・別に」
東条「あいつにバレたんだろ？やってること。ダサ！」
まーくんを睨む山上さん。何だか、少し悔しそう。
そんな姿を見て、私はざまぁと思ってしまった。
ダメだ。ダメダメ。そんなこと思っちゃ。
いくら怒っててもね。
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なーこ(プロフ) - 本当ですね。ごめんなさい。気づいたところは直しました。小説を書くのは初めてで・・・確認もするようにしますね。 (2020年6月20日 16時) (
レス) id: 9552c0e4b5 (このIDを非表示/違反報告)
真 - 時々書いてますが、傷つけるの正しくはき、きずつけるです。よく、きづつけると書いていますが誤字です。確認が必要だと思いますよ。 (2020年6月20日 15時) (レス) id: 5df54bbd17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なーこ | 作成日時：2020年6月11日 13時
