33話 ページ38
『まーくん!』
東「よう。Aに、話したいことがあって。その、ごめん!」
『えっ?』
東「俺、自分のことばっかりで、Aがきずついてるの知らなかった。俺も思ってること全部言う。だからAも、言いたいことは全部言ってくれ。」
『私も、ごめんね。まーくんがきずついてるの、自分のことばっかで気づかなかった。それと、この前はわざわざ探しにきてくれたのに、はねのけてごめんね。』
東「うん。」
『私ね、中途半端で、自分勝手な人なんだ。誇れるとこもないし。自分が嫌いなの。一人になりたくなくて、まーくんとも優馬くんとも仲良くして。まーくんと仲がいい結衣ちゃんに嫉妬して。ピアノもやめて。』
東「A。」
『だからね、変わろうと思う。皆とほどよい関係を作って、まーくんにもっと好きになってもらえるように頑張って、ピアノもしたいと思うんだ。』
東「俺も若林とか明智とかに嫉妬するよ。だけど、Aが若林と仲良くてもいいよ。俺がいるせいで仲良くないなんて嫌だし。俺は、Aが大好きだから頑張らなくてもいいし、ピアノは好きなときにやればいいと思う。けど、Aが変わりたいなら応援するよ。俺も変われるよう頑張る。」
『変わろう。二人で。』
東「うん。あのさ、付き合ってること、皆に言わねぇ?」
『どうして?』
東「そうすれば、お互い異性が近づかなくなるし、一緒にいれるじゃん。若林とかも。」
『・・・そうだね。ちょっと恥ずかしいけどね。笑』
東「よし。じゃあ帰るか。はい。」
『うん!』
私は笑顔で、まーくんの手を取った。
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なーこ(プロフ) - 本当ですね。ごめんなさい。気づいたところは直しました。小説を書くのは初めてで・・・確認もするようにしますね。 (2020年6月20日 16時) (レス) id: 9552c0e4b5 (このIDを非表示/違反報告)
真 - 時々書いてますが、傷つけるの正しくはき、きずつけるです。よく、きづつけると書いていますが誤字です。確認が必要だと思いますよ。 (2020年6月20日 15時) (レス) id: 5df54bbd17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なーこ | 作成日時:2020年6月11日 13時