弱さという強さを。

5-3. ページ32

▽

増田｢どうぐあいわるいの？｣

手越｢くらくらする〜…｣

増田｢だいじょうぶ…｣

隣にしゃがんで背中をさすってると、さすがにこやまもしげも気づいてこっちにきた。

加藤｢え、やばい？！｣

小山｢てごちゃんやっぱ具合悪かったの｣

手越｢……ぁ〜ごめん…大丈夫！｣

心配されるのがいやなのか、大事になるのがいやなのか、ちょっと無理やり元気を出してみるてごし。

小山｢いや、無理しなくていいよぉ、明日本番だしさぁ｣

｢大丈夫？｣

こやまが制そうとしたタイミングで騒ぎに気づいたスタッフからマイクを通して声がかかる。

手越｢大丈夫です大丈夫です｣

離れた場所にいるスタッフに見えるように手でまるを作って立ち上がるてごし。

小山｢いやいや……｣

手越｢ごめんほんとに、もうちょいいけるから、いけなかったら休むからちゃんと｣

小山｢もぉ〜…ほんとに無理しないでよ…？｣

手越｢はいはい〜すみませんね、お次はなんだっけね｣

強引に次の段取りを促すてごし。

---------
モーレツなてごちゃんリクエスト祭りのなか、しげちゃんのリクエストが来てて書きたい欲。

5-4.→←5-2.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す