Episode 42 ページ2
【 中間 side 】
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あんなことをしてしまってから、
「もうこの恋は諦めよう」ってずっと考えてた。
でも、そんなことは出来なかった。
ほんまに、青山さんの事が好きやったから。
余命宣告をされても尚、
キラキラ笑ってる彼女の背中を押したくて、
この気持ちをどうにか押さえ込もうとしていた。
そんな努力も、あの出来事でパーやけど。
「ん……それだけ、やから」
A「ありがとうございます…来てくれて」
「あの子、誕生日なんやろ？ ごめんな、邪魔して」
「じゃあ」と青山さんに言って、
病室の外に出て、ふぅと一息つく。
病室の前で別れたはずの照史は居なくて、
そこに居たのはさっきの男の子やった。
男の子はスッと立つと、
俺の前に立って、こう言った。
望「Aのこと、よろしくお願いします」
「……へ？」
望「あいつ、中間先生の話ばっかするんすよ。ほんま、悔しいぐらい溺れてますわ」
ふはっと笑った男の子は、
頭を下げて病室へと戻っていった。
廊下でボーッと突っ立っていると、
照史がペットボトルを持って、
こっちに歩いて来ていた。
桐山「淳太くん、ミルクティーでええよな？」
「え、あ……おん」
桐山「どないしたん(笑)」
「ん……なぁ、照史」
「明日も来てええ？」
今日の朝まで思ってへんかったことを、
照史の前で言うた。
照史もびっくりしてたけど、
一番びっくりしてんのは俺や…
今日の今日まで躊躇ってたのに、
あの男の子の言葉で心が動いた。
ほんまに、単純な男や…俺は…
「中間先生の話ばっかするんすよ」
その言葉に、俺は勇気をもらった。
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中間淳太の嫁になりたい( ≧∀≦)ノ - 読みながら大号泣しちゃいました｡･(つд`｡)･｡いいお話しをありがとうございました！！ (2017年10月19日 21時) (
レス) id: cb3c87db3b (このIDを非表示/違反報告)
☆◇◆◇キラキラ◇◆◇☆ - 最後、号泣でした！！ 自分の顔を鏡で見て、ヤバッって思いましたもん笑 作者さんの文才を分けてほしいです笑 感動の小説をありがとうございました (2017年8月25日 16時) (レス) id: c5654ffc91 (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - 最後泣いてしまいました 。感動するお話有難う御座いました。 (2017年8月1日 21時) (レス) id: bd3de6567f (このIDを非表示/違反報告)
はるか - 最後泣きました。続きも読みました。これからも頑張ってください。応援しています！ (2017年7月19日 22時) (レス) id: 78c85f2f85 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりあ(プロフ) - 感動しました！泣きました。続きも読ませていただきました！もう、本を出して欲しいくらいです（笑）これからも、頑張ってください。応援させていただきます！ (2017年7月18日 18時) (レス) id: 45a22d77c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もえ
| 作成日時：2017年6月5日 0時
