【wrwrd!】年下の彼らの面倒を見る 5(男主)

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シャオロンside


あーあ……声震えてもうた………






今にも泣き出しそうな大先生を慰めるために煽ってやったけど


…俺も…泣きそうや………




それを知ってか知らずか、大先生が手を握ってくる









………男同士で…何してんねん………



なんて思いながらも、やっぱり人の温もりは不思議なもんで


手ｪ払われんかった









〈……あの時、俺らがトイレ行かんかったら……一本早いバスに乗れたよな…？〉




さっき検査待っとるとき

シッマにも同じこと言われた









………俺も、真っ向から否定することが出来んくて


うっさい、とかいって逃げてしまった









gr「…なんだお前ら……ラブラブだな」

sha「………ちゃうし………」





廊下を歩いてくるグルッペンとトントン


…目ｪ腫れとる………







大先生がお取り込み中って言ったとき、なんと
なく察しとったけど


トントン………結構泣いたな









kn「まだ終わっとらんのか？」

rb「………」




シッマとロボロがゆっくりと歩いてくる


ロボロの足には包帯が巻かれていた









rb「………ｯ」



Aさんに庇ってもらった分、ロボロにはキツいんやろうな


足に包帯を巻いていることもあり、俺はロボロに座るよう促した









どれだけ待ったんやろうか



【手術中】という文字を照らす光が消える









tn「………！A………ｯ」








トントンがドアを見つめる









手術を終えた医師がドアを開け、こちらに歩いてきた






医「………手術は成功しました」


重い面持ちで話し出す









医「…成功は…しましたが









　 目を覚ますかどうかは、ご本人の意思次第です」



tn「………ｯ！」









膝から崩れ落ちるトントン



大先生はその背中をさすりに、トントンの横にかがんだ









医「これからも我々は最善を尽くしますので」


gr「…はい、よろしくお願いします…」




グルッペンが軽くお辞儀したのを見て

俺達も慌ててそれに続いた









それから1ヶ月もの間









トントンが以前のように笑うことはなくなった









sha「…Aさん…花持ってきたんですよ……」


飾っておきますね？と俺は花瓶に花をさす









早く、起きて下さいよ………Aさん

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