【wrwrd!】年下の彼らの面倒を見る 5(男主)

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gr「…………なに…言って…………」


『俺も勘違いしてた

　トントンのためだから、そうしたんだって






　…違ったんだ

　トントンやグルッペンが俺のおかげだと言ってくれてたから気付かなかっただけで


　本当は俺が1人になりたく無かっただけなんだ』








家族は誰もいなくなって

俺は1人で生きていくことを決めたのに





結局は、トントンという存在に甘えていた

都合良く一緒にいられる人間として








『俺はトントンを』


gr「…やめろ」









『利用してた、だけなんだよ』


gr「A!!!!!!!」






きっとトントンじゃなくても良かった

他の人間でも、きっと同じように俺は家族として受け入れていたんだ








自分が


寂しくないように









gr「……そんなこと、言わんといてくれ……

　 トントンが悲しむだろ………」



『そう？むしろ吹っ切れると思うけど

　……俺がいるから、トントンは悩んでるんだろ？1ヶ月も






　…俺はトントンに行ってほしくないんじゃなくて

　そばに誰にもいないのが嫌なだけなんだから』









俺が話している間

グルッペンは俺の腕を放さなかった







『グルッペン』


gr「……？」









『俺のこと、好きって言ってくれたよな？



　…こんな俺でも、か？』







グルッペンの瞳が揺れた


その綺麗な瞳が、俺をずっと見ている









gr「……あぁ、もちろんだ

　 誰にも渡したくない」


『………そっか



　俺のそばにずっといてくれるか？

　俺を1人にしないでいてくれるのか？』




俺の手を掴むグルッペンの手を、空いた手で触れる









『………どこにも、行ったりしないか？』


gr「………あぁ、しない

　 ずっとお前のそばにいるゾ、A」









俺は2人で横並びに座ってたソファから立ち上がり



グルッペンを押し倒すようにして乗っかった









『ありがとう、グルッペン




　…信じて、良いんだよね？』


gr「………もちろんだ

　 愛してる





　 絶対離してやらんゾ」









『…この間の告白の返事だけど………



　＿＿＿』

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