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グルッペンside
gr「……仕事が早いな」
？「まぁね」
開けっ放しの窓から入ってきた客人に思わずため息をこぼす
殆ど変わらないその風貌は、懐かしささえ感じた
ni「…それにしても、ロボロを利用しようなんてよく考えたもんだ」
gr「内部分裂を図ったんだろうが……まぁ、普段から内ゲバしてるんやから慣れたもんだな」
ni「ちょっと焦ったくせにww」
本名は明かさず”兄さん”という呼び名が印象的な男はクスクスと笑う
数年前にこの組織を抜けてから、久しく連絡を取っていなかった
gr「よく警報を抜けたな」
ni「以前と同じカメラの位置だしね…別に殺しに来たとかじゃないから良いだろ」
gr「正面から入ってくれば良いだろう」
ni「警戒して素直に入れてくれなかったかもしれないじゃんか」
部屋にある椅子に座り、謎の資料を鞄から取り出した兄さんはそのまま話し出した
ni「…我々国が小人を持ってるって噂、色んなところに出回ってる」
gr「………………」
ni「出所(でどころ)はα国…あそこが1番ヤバいと思うけどな」
突然部屋のドアが開けられ、大きくバンッという音がした
予想はしていたが、異変に気付いたトントンが入ってきたらしい
トントンは兄さんを見るなり、目を思い切り開いて驚いている
tn「……は？」
ni「久しぶり」
tn「久しぶり〜………やなくて！どっから入って来てん！？正面から来いよ!!!!」
gr「俺も同じ事を言ったゾ」
tn「何度でも言ったるわ！」
軽く取り乱すトン氏を横目に、兄さんの広げた資料に目を通す
………そこには、α国の情報が
gr「…いきなりどうしたんだ」
ni「んー……ここがヤバいところと戦争するって聞いたから、ちょっと悪さして調べてきた」
tn「……確かにアンタは仲間やったけど、こんな…ようここまでやってくれるな」
ni「気まぐれだよ」
そろそろ警報が鳴りそうだから、と行って立ち上がる兄さん
恐らく帰りも窓から出ていくのだろう……昔のメンバーに挨拶くらいしていけば良いのに
gr「……じゃあな」
ni「ん、じゃあな」
紫色のスカーフは
すぐに闇に溶け込んで見えなくなった
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琴音 - 匿匿の名様さん» わかる、私も見る順番ミスった (10月28日 17時) (
レス) @page31 id: 1d41aaa9c9 (このIDを非表示/違反報告)
匿匿の名様 - 待って、見る順番ミスった、でもすっごい最後鳥肌たった！神作や、天才すぎる、 (9月9日 7時) (レス) @page31 id: a9d47c2eee (このIDを非表示/違反報告)
笹人間 - d！さん達の方を最初に読んでいて感想に「繋がっている」と見たので来ました。素晴らしい作品、作者さまありがとうございます (2021年12月10日 23時) (レス) @page31 id: f2d99380c6 (このIDを非表示/違反報告)
｡゜｡*桜久鵺*｡゜｡(プロフ) - マジで泣きました...本当に…こんな結末になるなんて…(号泣)最高でした、ありがとうございます(号泣) (2021年4月9日 20時) (レス) id: 1589dd443e (このIDを非表示/違反報告)
おつきみ(プロフ) - マリイラさん» 単体として楽しんで頂いても、繋がりを楽しんで頂いても、読んで下さったことが何より嬉しいです！ありがとうございます！ (2021年2月10日 1時) (レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おつきみ
| 作成日時：2020年6月24日 23時
