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男が船の方に夢中になっている間に、どんどんシルエットは大きくなってくる
近付いてきているのだろう
流石に男も気付いたのか、銃を構えた
「ﾁｯ何者だ！」
「おい貴様……！なにか知っているだろ！」
『…………ｯ』
荒々しく俺の髪を掴み、俺を問い詰める闇商人
その顔に余裕は無く、あるのは焦りのみ
………知っていたからといって、話すはずも無い
『……知るか』
「…………！生意気な…！」
男は力任せに俺を地面へと叩きつけた
手は拘束されたままのため、受け身をとることも出来ず
ようやく地についた足も言うことを聞かず、そのまま倒れ込む
背中の痛みのせいで、声にならない叫び
tn「何してくれとんねん」
「な……ｯ！？」
頭上から声がした
大きな体が、俺を守るようにして立っている
tn「……ごめんなA…遅くなってもうた」
『…………』
俺に背を向けたまま謝罪を述べる彼の服には、無かったはずの汚れや破けた跡
優しい声色は、怒りが混じっていた
火薬の匂いが鼻につく
もう一度風が吹くと、自分の不揃いな髪がなびいた
………どうして
どうしてここまでして…俺の元へ来たのか
そんな疑問が浮かんだ
助けに来てくれたことが嬉しくないわけではないが
ボロボロになって、髪を乱してまで俺の前に立っているのは何故なのか
2回ほど銃声が聞こえてきたかと思えば、俺をここまで連れて来た男が倒れた
コンクリートには血が流れている
闇商人はそれを見て顔を青くし、すぐに両手をあげ”降参”の意を示す
勝てない、そう思ったのだろう
倒れた男を見ていると、2人の男がこちらに駆け寄ってくる
gr「A……！無事だったか」
ni「ちょっと…髪………！」
『…あぁ、さっぱりしただろう？』
少し笑ってみせれば、兄さんは悲しそうにこちらを見つめた
そして、無理するな、と言い俺に服を羽織らせる
ni「傷だらけじゃないか……首のあたりにも切り傷があるし、背中なんて…酷すぎる」
gr「トントン、ソイツにも制裁を下してやれ」
tn「……せやな」
トントンはグルッペンに言われるがまま
剣を振り落とした
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おつきみ(プロフ) - みつむさん» ；； (2021年2月10日 1時) (
レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)
みつむ - 193話...号...泣......... (2021年1月18日 19時) (レス) id: 7e50eb1bc4 (このIDを非表示/違反報告)
おつきみ(プロフ) - 米さん» Twitterにてﾛ兄鬼や異世界の漫画を描いているので技術的には問題ありませんが、流石に…ね………(察して下さい(泣)) (2020年12月1日 1時) (レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)
米 - 小説だけでいいんですか…？まあ、そんな簡単に作れるとは思っていません。せめて、夢の中でみれるといいなあ…。 (2020年7月6日 17時) (レス) id: 869d5f693c (このIDを非表示/違反報告)
米 - 設定がすごいしっかりしてて絶望する米です。いよいよ4まで来ました〜！そろそろクライマックス？それともまだかな？まあいいでしょ。まさかの展開に絶叫&発狂しました〜笑（心の中でね）米、思いました。漫画&アニメ化してほしい、と。これほど素晴らしい作品 (2020年7月6日 17時) (レス) id: 869d5f693c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おつきみ
| 作成日時：2019年9月9日 14時
