179 ページ30
トントンside
tn「な……ｯ！じゃあ、広場にAはおらんのか！？」
ni「そう……まんまと罠にかかったってわけだ」
馬を走らせながら、俺達は兄さんの話を聞いていた
向かっている先は広場でも城でもなく
港
ni「あれだけ価値のある赤い髪を持った人間を、普通なら殺したりしないよ
……むしろ、自分のものにして髪を売るか…人間ごと金にするか」
os「…………！」
ni「魔女裁判なんて嘘だ！あれは…Aを捕らえるための適当な言い訳」
kn「そんな言い訳が通用するわけないやろ！ただの誘拐やで！？」
ni「それが……しちゃうんだよね」
kn「はぁ！？」
zm「北から敵！ざっと40！」
ci「……！また！？」
屋根をつたって走っていたゾムが声をかけた
俺達は足を止めること無く、次の行動を考える
足を止めたら、間に合わん……！
em「足止めしますので、お先に行って下さい！」
kn「チーノ！銃にちゃんと弾つめとるやろうな！？」
ci「当たり前でしょ！」
zm「1人10人目標やな……！」
tn「……！いや、俺も残る……！」
流石に武装した相手を1人10人単位で倒すなんて無茶や
あんまり顔には出してへんけど、ゾムは絶対傷口痛いやろうし
エミさんとチーノやって、元は戦闘員やない
シッマもさっきので随分と体力持ってかれてるはずや
俺は馬を止め、加勢しようと剣を構えた
……けど
os「何してんねん！はよ行かんかい！」
tn「な……ｯオスマン！？」
os「俺も足止めの方に参加するから、トントンはグルッペン守ったれ！」
隣にはオスマンがいて
止まらず走り続けている兄さんとグルッペンはどんどん遠ざかっている
tn「俺は……！」
os「あん時!!!!!!!!」
tn「(ﾋﾞｸｯ」
os「……あん時、グルッペン守りきれんかったこと後悔しとるんやったら
今度こそ、ちゃんと守ったれや
それがケジメやろ」
tn「…………！」
os「大丈夫、皆…グルッペンに着いてきた奴らやで？ここで足止めの1つ出来ひんようなメンバーはおらんわ」
tn「……ｯすまん！」
俺はオスマンに背中を押され
2人のあとを追った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1416人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おつきみ(プロフ) - みつむさん» ；； (2021年2月10日 1時) (
レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)
みつむ - 193話...号...泣......... (2021年1月18日 19時) (レス) id: 7e50eb1bc4 (このIDを非表示/違反報告)
おつきみ(プロフ) - 米さん» Twitterにてﾛ兄鬼や異世界の漫画を描いているので技術的には問題ありませんが、流石に…ね………(察して下さい(泣)) (2020年12月1日 1時) (レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)
米 - 小説だけでいいんですか…？まあ、そんな簡単に作れるとは思っていません。せめて、夢の中でみれるといいなあ…。 (2020年7月6日 17時) (レス) id: 869d5f693c (このIDを非表示/違反報告)
米 - 設定がすごいしっかりしてて絶望する米です。いよいよ4まで来ました〜！そろそろクライマックス？それともまだかな？まあいいでしょ。まさかの展開に絶叫&発狂しました〜笑（心の中でね）米、思いました。漫画&アニメ化してほしい、と。これほど素晴らしい作品 (2020年7月6日 17時) (レス) id: 869d5f693c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おつきみ
| 作成日時：2019年9月9日 14時
