【wrwrd!】負けた彼らは買われた 4(軍パロ)

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〈貴方の髪は…いつか貴方の宝物になるわ〉

〈……本当に？〉

〈ええ、本当よ？だからほら、こっちにいらっしゃい

　解かし直してあげるから〉


〈Aずるい！アタシも！〉

〈ふふ……じゃあ、ほら…ね？〉

〈……うん！〉









　
　
　
　
　
　
　
〈綺麗なスカーレットの髪

　貴方は私達の〉









『………宝物………』









　
　
　
　
　
　
　
　
　
ｼﾞｮｷｯ…………









　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

　
　
　
途端に、頭が軽くなった

男がハサミを持つ手とは逆に……赤い髪をその手に持っている



俺の…………髪だ









別に…今更あの髪に執着は無かった

無いつもりだった


でも









〈ふふっ！ほら見て！とってもサラサラになったわ〉

〈次はアタシね！〉

〈はいはい〉




……母さんに解いて貰ったあの髪が無くなってしまうと思うと

少し……少しだけ、悲しくなる





家族が綺麗だと毎日のように言ってくれていたものを

俺は……呆気なく無くしてしまったんだ









「…良い金になりそうだ……なぁ？A･スカーレット？」

『………神……』

「あ？」


『……神の名を利用して…お前は………ただ私利私欲のためだけにその金を使うのだろう……』

「………なんだと」








『……俺が本当に魔女であるなら………お前を…呪って…………俺と同じ目にあうようにするだろうな…

　……神への冒とく者のお前を……苦しませるだろう………』


「ふん…抜かしておけ

　貴様なんぞに何が出来る？少しこの町に金を払ったくらいでいい気になりよって……！

　市民に良いように扱われて嬉しかったか？」



『………？』

「お前さえいなければ……！この町は…もっと早く我々の思い通りになったというのに……！

　我々の計画を邪魔した貴様らは、やはり悪魔だ!!!!!!!!」


『ぅぐ…ｯ！』






男はハサミを振りかざした

計画？なんのことを言っているんだ？


しかし、そんなことを聞き返す間もなく









　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
喉は、真っ赤に染まった

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