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ゾムside
zm「…………」
気付けば、ベッドの上にいた
撃たれたことは覚えとる…キッチンでトントンと飯の準備しとる最中やった
軽く辺りを見渡してみても、部屋に誰かがいる様子はない
……今、何時やろ？腹減ってきたな……
痛みを我慢しつつ体を起こせば、もう夜だということがわかった
zm「……お〜い……」
試しに声を出してみるけど、やっぱり誰もおらん
……ま、食堂辺りから気配はするし…多分今夕飯食っとるんやろ！
俺の分もあるかなぁ
ゆっくりと食堂までの道を進む
時々痛みでうずくまることはあったけど、叫んで誰かを呼ぶ…なんて元気も無かったし
なんとか食堂前まで来てみたはいいものの、そこから良い匂いがするわけでも無かった
変わりに…ロボロの声が聞こえてくるだけ
うずくまりながら聞き耳をたてていれば、何やら文章を読んでいるような声や
rbr「”男は再び俺に家族を撃つよう命令した。撃ちたくない、という答えは変わらないのに。
男はこう言った。
撃たないのであれば、お前を殺すと。
それで構わなかった。それで、家族が助かるのならそれが良かった。”」
zm「………！？」
…なんやねん、この内容…！？小説……？でも、わざわざ声に出すか…？
立ち上がる力も出ず、ひたすらその場で静かに…ロボロの声を聞き続ける
rbr「”人に銃を向けることは容易い。でも、もう2度と誰かの眉間に弾をこめることは無いだろう。
殺すことが、怖いからだ。
しかし、忘れるなA･スカーレット
己の罪を。”」
…俺が、初めてこの屋敷に来たとき
いきなり襲いかかったにも関わらず、Aは俺に銃を向けんかった
その代わりに仲間の方を撃ったけど、足元に1発だけ
大先生達を連れて日用品を買いに行ったとき、馬車に盗人が近付いていたと聞いた
でも、Aは足を撃ったらしい
Aに仕事を依頼した奴が、客間でAをさらおうと攻撃しようとした
自分の命が危ないのに
Aは……相手を殺さず、ただ手元を撃っただけやと聞いた
全部、優しさから来る敵への情け
そう…思っとった
殺せる場面はいくらでもあったはずなのに
自分の身に危険が起きたら、すぐにでも殺すはずなのに
………Aには、相手の眉間を撃てる程の腕前があるはずやのに
それでも撃たんかったんは…………
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おつきみ(プロフ) - みつむさん» ；； (2021年2月10日 1時) (
レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)
みつむ - 193話...号...泣......... (2021年1月18日 19時) (レス) id: 7e50eb1bc4 (このIDを非表示/違反報告)
おつきみ(プロフ) - 米さん» Twitterにてﾛ兄鬼や異世界の漫画を描いているので技術的には問題ありませんが、流石に…ね………(察して下さい(泣)) (2020年12月1日 1時) (レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)
米 - 小説だけでいいんですか…？まあ、そんな簡単に作れるとは思っていません。せめて、夢の中でみれるといいなあ…。 (2020年7月6日 17時) (レス) id: 869d5f693c (このIDを非表示/違反報告)
米 - 設定がすごいしっかりしてて絶望する米です。いよいよ4まで来ました〜！そろそろクライマックス？それともまだかな？まあいいでしょ。まさかの展開に絶叫&発狂しました〜笑（心の中でね）米、思いました。漫画&アニメ化してほしい、と。これほど素晴らしい作品 (2020年7月6日 17時) (レス) id: 869d5f693c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おつきみ
| 作成日時：2019年9月9日 14時
