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グルッペンside
gr「……あれか」
兄さんに連れられ、俺とトントンは目的の港に着いた
…まぁ、遠目に確認できる程度だが
ni「向こうの目的はAを殺すことなんかじゃない……Aを売り払って、自分達の金にすることだ」
tn「…Aのことなんやと思ってんねん……ｯ」
ni「怒っても良いけど、下手に向こうに気付かれないようにね？……怒ってるのは皆一緒だ
それに、俺達3人が本気で殺気出したら余裕でバレちゃうよ」
gr「……違いない」
馬から降り、周りの荷物に身を潜めながら辺りを見渡す
今のところそれらしい船もなく、Aのことも見られない
先回り出来たのか？とも思ったが、既に連れて行かれたのでは笑えたものではない
gr「……それにしても多いな」
ni「船のこと？…ま、この港は元から栄えてたみたいだからね」
tn「だからこそ、闇商人の船が一隻増えたところで目立たんっちゅうことやな………」
港の人間達は世話しなく動いている
そのおかげで俺達が荷物の間にいようがいまいが簡単にバレることはないが、その代わりにAを見つけるのはかなり困難だ
あの目立つ髪色ならすぐにわかるかとも思ったが………
tn「あかん……赤いもん全部Aに見えてきたわ」
gr「長い髪もぱっと見Aだゾ……地獄だな」
ni「………しっかりしてよ…」
兄さんに半分呆れられつつも港を見渡し続けていると
また1台、荷物が届いた
……しかし、普通の荷台ではない
gr「……………ｯ！いたゾ…！」
俺がそう声を発すると、兄さんとトントンはすぐさま俺の視線の先に目をやる
短くなった赤い髪
不健康な肌色
傷だらけの体
覚束ない足取り
縛られた手首
最後に見た時とは段違いだったが、Aであることには違いない
tn「早く助けにいかな……！」
先走るトントン
腰から剣を取り出そうと構えれば、兄さんがそれを止めた
ni「……ｯ今はまずい！」
tn「せやかて……ｯ」
ni「まずは…他の商人を退かそう」
確かに、このままここで剣を振るえば
何も知らない連中から押さえ付けられてしまうかもしれん
……それか、関係のない奴らがトントンの粛正剣の餌食になるかだな
兄さんが何かを投げたかと思えば
一隻の船が爆発した
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おつきみ(プロフ) - みつむさん» ；； (2021年2月10日 1時) (
レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)
みつむ - 193話...号...泣......... (2021年1月18日 19時) (レス) id: 7e50eb1bc4 (このIDを非表示/違反報告)
おつきみ(プロフ) - 米さん» Twitterにてﾛ兄鬼や異世界の漫画を描いているので技術的には問題ありませんが、流石に…ね………(察して下さい(泣)) (2020年12月1日 1時) (レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)
米 - 小説だけでいいんですか…？まあ、そんな簡単に作れるとは思っていません。せめて、夢の中でみれるといいなあ…。 (2020年7月6日 17時) (レス) id: 869d5f693c (このIDを非表示/違反報告)
米 - 設定がすごいしっかりしてて絶望する米です。いよいよ4まで来ました〜！そろそろクライマックス？それともまだかな？まあいいでしょ。まさかの展開に絶叫&発狂しました〜笑（心の中でね）米、思いました。漫画&アニメ化してほしい、と。これほど素晴らしい作品 (2020年7月6日 17時) (レス) id: 869d5f693c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おつきみ
| 作成日時：2019年9月9日 14時
