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グルッペンside
夜になって
あれだけ喜び、騒いでいた奴らも
騒ぎすぎて疲れたのか、ぐっすりと寝ている
帰り際に購入した俺の生活用品諸々が届き、十分寝るための支度だって出来ている
…………出来ている、はずなのに
目を瞑ると、あの冷たくて暗くて……寂しいような
得体の知れない恐怖が俺を襲った
……俗に言う、トラウマ…と言うやつなのかもしれんな
体の疲れを癒そうとベッドに潜ってはみたものの、脳がそれを受け付けてくれない
横を見れば、大先生とトントンが目を少し赤く腫らして寝ている
良かった、とずっと泣いてくれていたからな……
gr「(…起こすのも、何だか悪いな)」
そう思い、ゆっくりとベッドから出た
あまり音を立てると、トントンや大先生なら気付いてしまう
2人が起きていないことを確認しつつ、俺は部屋を出た
gr「……A…か」
足元を確かめながら、暗い廊下を歩く
ふと、俺達を助けてくれたA･スカーレットのことが頭によぎった
あの髪…どこかで………？…いや、あれだけ派手な色なら忘れるはずも無いな
気のせいか…？
なんとなく感じた既視感に疑問を覚えつつも、俺は玄関前まで来た
しっかりと戸締まりをされているようだが、中からなら簡単に外に出られそうだ
眠れないときは、夜風に当たるのが1番だな
……以前は、夜通しオスマンと紅茶を飲みながらチェスをしたものだ
懐かしい記憶と共に
玄関の扉に手をかける
『どうかしたのか』
gr「……！」
『こんな夜中に…眠れないのか？外は冷えるぞ』
gr「あ、あぁ………お前こそ、寝ないのか」
『いや、寝ていたが…気配を感じてな』
俺の気配で起きたのか……？と思っていれば
こっちへ来い、と言わんばかりにAは歩き始めた
……ショッピやゾムから、Aのことはよく聞いている
だからこそ、何か危ないことをされる…なんてことは無いと思うが………
俺は暗闇の中、再び足を動かした
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おつきみ(プロフ) - 米さん» ありがとうございます……えへ (2020年12月1日 1時) (
レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)
おつきみ(プロフ) - KAINkunさん» 修正致しました。ありがとうございます！ (2020年12月1日 1時) (レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)
KAINkun - 141ページの「予備」の字が「呼び」になってますよ (2020年11月7日 15時) (レス) id: b78a3cc888 (このIDを非表示/違反報告)
米 - 朝起きて着替えもせず、すぐにこの小説を読んでしまう、米です！何故こんな素晴らしい作品を作れるのですか…？！おつきみ様の作品…神…！！！！ (2020年7月5日 9時) (レス) id: 869d5f693c (このIDを非表示/違反報告)
おつきみ(プロフ) - あららさん» 毎日！？ありがとうございます… 小説を書くコツは、自分も素人なのでこれといって思いつきませんが、色々な方の小説を読んで日々学習しています！お互いに楽しみながら頑張りましょう……！ (2019年8月28日 11時) (レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おつきみ
| 作成日時：2019年8月15日 11時
