107 ページ8
ゾムside(続き)
客間らしき部屋に案内され、座るように促された
……ま、俺は座ってやらんけどな
「遠慮なさらず!さぁさ!おかけになってください」
zm「……いや、結構や」
『一応護衛として来て貰っているからな…すまないが、彼らは立ったままでも許して頂きたい』
「…えぇ、それなら、構いませんが……」
……てか、マジでこいつアホか?
こっちは3人やのに、なんで呑気にそこ1人で座っとんねん
見たところ結構位高そうやし、人質にでも取ったら使えそうやな……
なんて考えていると、Aが話し出した
『…それで、今回ここに来たのは……』
「グルッペン・フューラーのことでしょう?」
『……!』
zm「……!?」
shp「…………」
意外にも早くグルッペンの名前が出たことに対し、俺達は動揺した
思わず相手を睨みつける
「ハッハッハ!まぁそう睨まれても困りますよ!……我々国幹部、ゾム殿に…ショッピ殿?」
shp「な……ッ!」
なんで
こいつ……気付きよったんか!?
……俺は普段幹部として公に出ることは無かったから、知られてへんはずなんに……!?
「いやはや、商人から買い手がついたと聞いたときは本当に驚いた……しかもまさか、スカーレット様だとはねぇ」
『……それなら話が早い
グルッペン・フューラーをこちらに譲ってはくれませんか?』
「譲る……?」
男はそう聞き返したあと、デカイ笑い声を部屋に響かせた
……ムカつく奴やなぁ
「まさか!?いくら貴方様でもそんなことは出来ませんよ!」
『金ならいくらでも出しましょう………必要であれば、いくらでも』
「ほぅ…それはそれは…?」
すると男は、Aを舐め回すように見始めた
…まるで、商品を見定めるように
「…そうですねぇ…まぁ折角ですし、本人に会って頂きましょうか」
『……………』
「無いものを売られても困るでしょう?」
『…そうだな』
男はにやりと笑うと、俺達についてこいとでも言うように部屋を出た
Aもそれについていく
……なんか、いやな予感がする
1599人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おつきみ(プロフ) - 米さん» ありがとうございます……えへ (2020年12月1日 1時) (レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)
おつきみ(プロフ) - KAINkunさん» 修正致しました。ありがとうございます! (2020年12月1日 1時) (レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)
KAINkun - 141ページの「予備」の字が「呼び」になってますよ (2020年11月7日 15時) (レス) id: b78a3cc888 (このIDを非表示/違反報告)
米 - 朝起きて着替えもせず、すぐにこの小説を読んでしまう、米です!何故こんな素晴らしい作品を作れるのですか…?!おつきみ様の作品…神…!!!! (2020年7月5日 9時) (レス) id: 869d5f693c (このIDを非表示/違反報告)
おつきみ(プロフ) - あららさん» 毎日!?ありがとうございます… 小説を書くコツは、自分も素人なのでこれといって思いつきませんが、色々な方の小説を読んで日々学習しています!お互いに楽しみながら頑張りましょう……! (2019年8月28日 11時) (レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:おつきみ | 作成日時:2019年8月15日 11時