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『……では、留守の間頼む』
tn「…おん」
α国へはここから馬で向かうと1週間はかかる
今となっては1つの国が小さいので、昔に比べたら近いのかもしれないが…
それでも、時間がかかることには変わりない
昨日の深夜までの会議を終え
すぐにでも出たいところを思いとどまり、一日の休息を得た
移動が長いと、それだけ疲れも出てきてしまう
少しでも万全な体調で行くのがベストだろう
俺はゾムとショッピが馬に乗ったのを確認し、自分も乗り込む
馬車では倍以上の時間がかかってしまうから、2人が馬に乗れるのは喜ばしいことだった
俺は馬を一撫ですると、馬を歩かせる
すると、背後から再び声がかかった
kn「A」
『…なんだ？』
kn「…………グルッペンのこと、頼んだで」
初めて名前で呼ばれたことに対し、驚きが隠せないが
……まぁ、それなりに距離を近付けようとしてくれているのだろうか
『…あぁ』
少し微笑んで返事をすれば、コネシマはそっぽを向いてしまった
やはりすぐには打ち解けられないか、と思っていると
kn「…無理………すんなよ」
sha「ﾌﾞｯ！シッマ、ツンデレか？ww」
ut「はっきり言わな〜！ww」
kn「うっさいわ!!!!」
明るい声が聞こえてくる
これが、きっと本来の彼ら…なんだろう
『行ってくる』
俺は深々と帽子を被り直し
馬を走らせた
馬を走らせること一日
予定通り宿屋を見つけ、そこに泊まることにした
zm「久々の馬やったわぁ……」
shp「結構疲れましたね…」
『まだα国まで遠いぞ？しっかりしてくれ…』
ベッドに沈み込むゾムを横目に、俺は帽子を脱いだ
隠していた髪があらわになる
『ﾌｩ……』
shp「……髪、邪魔やないんですか？」
『？……あぁ』
俺の髪を見ながら、ショッピは疑問をぶつけてきた
確かに、腰まである髪は軍人からしたら邪魔でしか無いだろうな
……実際、俺も邪魔だとは思っているが
〈Aの髪…凄く綺麗で、大好きよ〉
『……………』
エーミールにも以前、髪のことを聞かれたか
…まだ、引きずっている
shp「す、すみません！別に切ろって言ってるわけや無くて…！」
『…いや、いいんだ』
慌てて謝るショッピを制しつつ
俺はクシを通した
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おつきみ(プロフ) - 米さん» ありがとうございます……えへ (2020年12月1日 1時) (
レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)
おつきみ(プロフ) - KAINkunさん» 修正致しました。ありがとうございます！ (2020年12月1日 1時) (レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)
KAINkun - 141ページの「予備」の字が「呼び」になってますよ (2020年11月7日 15時) (レス) id: b78a3cc888 (このIDを非表示/違反報告)
米 - 朝起きて着替えもせず、すぐにこの小説を読んでしまう、米です！何故こんな素晴らしい作品を作れるのですか…？！おつきみ様の作品…神…！！！！ (2020年7月5日 9時) (レス) id: 869d5f693c (このIDを非表示/違反報告)
おつきみ(プロフ) - あららさん» 毎日！？ありがとうございます… 小説を書くコツは、自分も素人なのでこれといって思いつきませんが、色々な方の小説を読んで日々学習しています！お互いに楽しみながら頑張りましょう……！ (2019年8月28日 11時) (レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おつきみ
| 作成日時：2019年8月15日 11時
