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gr「いや……ビックリしたゾ」
tn「ほんまにスマン………！」
『……いえ、俺はなんとも無いですけど……』
ふと目が覚め、ぼんやりとした頭で自分の状況を確認した
目の前には変わらずトントンさんの寝顔
どうやら相当お疲れだったようで、まだ起きる気配は無かった
しかし何故だろう
この部屋に、別の気配を感じた
え？朝…いや昼？から幽霊？
こわっ！
なんて思いつつ体を動かせば、拘束は緩んでいて
するりとトントンさんの腕から抜け出せた
ヤッタァ！と心の中で喜ぶのも束の間
ぱっちりと目があってしまったのだ
gr「おはよう…もう昼だぞ？」
『……え？』
寝室にもとからあったと思われる回転式の椅子に足を組んで
何食わぬ顔でこちらを見ているグルッペンさん
寝ぼけていた顔も、一気に覚めるというものだ
『あっ……え！？』
gr「なんだ、昨晩はお楽しみだったか？」
『んなわけ無いでしょう…！』
冗談だ、とでも言わんばかりの笑みを見せ
グルッペンさんはガタンと椅子から立ち上がった
gr「トントン、起きろ〜」
俺の前に立ったかと思えば、背にしているトントンに声をかけ始めた
んん……と少し抵抗を見せるトントンさん
なんだこれは
gr「もう昼だ！あまり寝過ぎてるとまた腰やられるゾ！」
『えぇ……』
理由それなの？という眼差しと共にグルッペンさんを見上げる
てか、どうやって家の中に入ったんだよこの人
しばらくそんなやり取りを見ていると、ついにトントンさんが起きた
まだ寝ていたいのだろうが、グルッペンさんのバリトンボイスのせいでそれどころでも無いらしい
寝てるときにこの声に呼ばれたら……ラスボスと戦ってる夢を見てしまいそうだ
tn「……おはよう、グルさん………」
gr「あぁ、おはよう」
横の小さな机に置かれた眼鏡を慣れたように取り
こちらを見た
tn「え…？あれ？A君……………？」
『……おはようございます』
gr「トントンはなんをそんな不思議にしてるんだ」
tn「いや、A君おるとは思わんくて……」
gr「あれだけガッチリ抱きしめて寝ておいて、よく言うな」
tn「……え？」
そのままグルッペンさんが楽しそうに先程の状態を伝えた
そして…冒頭に至る
いや俺も恥ずかしいわ
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おつきみ(プロフ) - 魔鬼さん» ついつい… (2019年11月11日 20時) (
レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)
魔鬼 - トンちイケメン (2019年9月15日 12時) (レス) id: 18eea025c7 (このIDを非表示/違反報告)
おつきみ(プロフ) - 凪さん» はい……！かしこまりました…！ありがとうございます！ (2019年8月28日 11時) (レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - 主くんの行く末を楽しみに閲覧させていただいてます。どうか・・・は、早めに続編を恵んでください(乞食)！！！ (2019年8月26日 23時) (レス) id: ed5a4b3434 (このIDを非表示/違反報告)
おつきみ(プロフ) - Deep oceanさん» ありがとうございます!!!!(フライング)自分もその漫画買いたいと思っています…。 (2019年8月25日 14時) (レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おつきみ
| 作成日時：2019年6月22日 12時
