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tn「……A君」
『はい？』
鞄の中にあるドアの鍵をあさっていると
同じく部屋に入ろうとしているトントンさんから再び声をかけられる
出来ればその疲れ目をこちらに向けず、早く眠って欲しいんだが
tn「これから飯…作れたりせぇへんかな？」
『………へ？』
tn「ちょっと俺、腹減ってるんと疲れで脳がおかしくなってんねん……」
『そんな……』
最近の社畜はレベルを上げてきているのか？
いつもはキリッとして格好いいトントンさんも、限界を迎えたのか目がトロンとしている
社畜……怖いね…………
なんて思いを胸にしまい、1つ返事で了承
困ったときはお互い様だ
それに明日はもともと講義無くて学校行くわけでもなかったし、自分が寝るのは何時になっても構わなかった
とりあえず、目の前にいる社畜をどうにか休めなければ
トントンさんがシャワーを浴びている間、簡単な料理を用意する
いつも手料理を振る舞って貰っている分、ヘタに不味いものはたべさせられない
食材はどれを使っても構わないと言われたので、好き放題使わせてもらった
まぁ一人分だからそんなにだけど
ガチャンと風呂のドアが開いた音がして
トントンさんがこちらに来ているのがわかった
tn「ふぅ……少しは目ぇ覚めたわ」
『料理出来てますよ〜』
うわ、水も滴るイイ男とはこのことか
ありがとうございます
いや俺そろそろ変態だと思うわこれ
髪が濡れたままのトントンさんを堪能するため
俺は向かいの席に座った
……正直、美味いかどうか心配だ
無言で食べ進めるトントンさんを眺めながら
内心ハラハラしつつ、顔に出さないようにする
……何この”彼氏に初めて手料理食べてもらう彼女”の気分は
いや知らんけども
黙々と食べるものだから、こちらも話しかける気にはならなくて
結局、トントンさんが箸を置くまで何も喋らなかった
とりあえず腹が膨れたなら良かったかな
と自分で納得しつつ、皿を下げる
tn「……めっちゃ美味かった」
『！』
tn「すまん、夢中で食べてもうて……」
少し照れたようにお茶を飲むトントンさんは、心なしか耳が赤くなっていて
そういうとこだよなぁ、なんて思いつつスポンジに洗剤を付けた
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おつきみ(プロフ) - 魔鬼さん» ついつい… (2019年11月11日 20時) (
レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)
魔鬼 - トンちイケメン (2019年9月15日 12時) (レス) id: 18eea025c7 (このIDを非表示/違反報告)
おつきみ(プロフ) - 凪さん» はい……！かしこまりました…！ありがとうございます！ (2019年8月28日 11時) (レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - 主くんの行く末を楽しみに閲覧させていただいてます。どうか・・・は、早めに続編を恵んでください(乞食)！！！ (2019年8月26日 23時) (レス) id: ed5a4b3434 (このIDを非表示/違反報告)
おつきみ(プロフ) - Deep oceanさん» ありがとうございます!!!!(フライング)自分もその漫画買いたいと思っています…。 (2019年8月25日 14時) (レス) id: a31619cde8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おつきみ
| 作成日時：2019年6月22日 12時
