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兄さんがコートの方に行くというので、俺もついていくことにした
そうじゃないと運動部の圧には勝てない気がしたから…
「休憩〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!」
丁度お昼休憩に入ったようで
お弁当の方へ向かっていったり
兄さんにアドバイスをもらいにいったり
なぜか俺に挨拶しに来てくれた
運動部ってそんなもんなんだ…?
tn「A!」
『あ、トントン』
tn「どしたん?」
『これ…渡し忘れてたみたいだったから』
そう言ってトントンに水筒とお弁当を渡す
tn「あ、ありがとう!」
そう言って周りに花を飛ばすトントン
持ってきて良かった
ヒョコッ
『ゾム君』
zm「ちっす」
トントンの後ろから顔を覗かせるゾム君
深緑色のTシャツを着ていた
『さっき手振ってたの、ゾム君だったんだ』
zm「え」
誰やと思ってたんすか、と笑うゾム君
以前会ったときは前髪が長くて、後ろもウルフカットだったのに
今は前髪がセンター分けされているし、ヘアゴムを着けている
『髪型…』
zm「あ〜…
普段はあっちの方が落ち着くんやけど、
部活の時は危ないから結べって言われたんすよ」
トントンに、と付け足す
tn「危ないのは事実やんか」
確かに
『俺もトントンに賛成』
zm「え〜…」
前は前髪が長くて見えなかったが
キリッとした目
スッとした眉毛
白めの肌
そして何より
『ゾム君、綺麗な目してんのにもったいない』
綺麗なエメラルドグリーンの瞳
zm「え」
ゾム君はフリーズしてしまった
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作者名:おつきみ | 作成日時:2019年1月19日 21時