【wrwrd!】年下の彼らの面倒を見る(男主) (ページ33)

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コンコン

ドアがノックされる

おばさんかな？と思い

『どうぞ』

と答えた

入ってきたのはトントン君だった

『あれ…』

まだ寝てなかったのか

もう下で寝ているのだとばかり思っていたのに

tn「…………………………ごめんなさい」

『へ？』

明らかに間抜けな声が出た

どうしたんだ

今日は謝罪デーなのか

『な、なんで謝ってんの？(汗』

トントン君は今にも泣きそうだ

マジで困る

とりあえずリビングで話を聞くことにした

『で、どうしたの

　急に』

tn「…俺のせいで

　グル氏やAさんに迷惑かけてもうた

　俺が

　全て悪いんですよ…」

多分グルッペンの話を聞いて

自分が引き金になってしまったと

そう思っているんだろう

『…別に、トントン君は悪くないでしょ』

そう言って慰めるが、首を横に振るトントン君

いい子だ

こんなにいい子なのに

なんで

あんな目に遭わなくてはならないのか

この少年に落ち度は全くない

敬語はちゃんとしてるし

友人もこの通り、多い

先程の様子を見れば、面倒見も良さそうだ

悪いのは

周りの環境だけ

彼を苦しめる

大人

それから

助けようともしない

最低な俺

ふと我に返ると、トントン君は寝落ちしていた

テーブルに突っ伏している

『おやすみ』