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コンコン
グルッペンの部屋のドアをノックする
gr「…どうぞ」
ドアを開けて中に入ってみれば
自分のベッドに腰掛けるグルッペン
俺はどこに座れってんだ
するとグルッペンは自分の隣をポンポンと叩く
gr「…座って」
『あ、はい』
沈黙
お前が呼んだんだろ…とも思うが
ずっと待ってる訳にもいかず
俺から話し始めた
『聞いたよ、ひとらん君から
お前が普段俺のことをどう話してるのかとか
…お前の…気持ちとか…』
gr「……………うん」
『……後悔してるってどういうこと…?』
gr「……………」
グルッペンは俯いたまま、なにも言わない
『お前がなにを後悔してるのかはあんまりわかんない
でも俺は
お前に
見限られたんだと思ってたよ、グルッペン』
gr「……………っ!?」
バッと勢いよくこっちを見てくる
近いわ
『俺はあの日、トントン君を助けなかった
危険だとわかっていて
家に帰した
でもどうだ
中学生になったトントン君に制服のお下がりをあげ
親切にした
俺は
どこまでも都合のいい人間だよ
だから』
お前に嫌われたんだと思った
gr「違う!!!!!!!!!」
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作者名:おつきみ | 作成日時:2019年1月19日 21時