【wrwrd!】年下の彼らの面倒を見る(男主) (ページ25)

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「A君！

　あら～！もう大きくなったわね～！」

『大して変わってませんよ…』

苦笑いをする

確かに、おばさんに会ったのは葬式以来だった

特別避けていたわけでも無かったが

なぜか時間があわなかった

まぁ向こうとしても顔合わせずらいわな

ちなみにさっきの少年は今お風呂に入っているらしい

「今日はグルッペンのお友達が何人か泊まりに来るのよ

お泊まり会ってやつね～！」

『あぁ、なるほど』

どおりで食材が多いわけだ

「A君も、良かったら一緒に食べていかない？」

『え』

本当に親子だな

いつも唐突に物事を言ってくる

曲がったことは言わないが

ちょっと対応に困る

『お邪魔じゃないですか、俺』

まだ来るんでしょ？と付け足す

それに、知らない奴らとテーブルを囲むなんて勇気は

とてもじゃないが無かった

「「「「「「いただきまーす」」」」」」」

いや多くね人数

友達5人も来ちゃってんじゃん

多くね

グルッペンの母親をチラッと見るが

「は～い！
　いっぱい食べてね～」

この緩さだ

しかも俺は言いくるめられ

中学生達とテーブルを囲むことになってしまった

ちゃんと俺も作るの手伝ったけど！

静かに手を合わせ、食べ始める

まぁ中学生達からしてみれば

俺のことなんてどうでもいいだろうし

早く食べてお皿洗いでもしたら帰ろう

それくらいの気持ちだった

？「お兄さんが例のAさん？」