【wrwrd!】年下の彼らの面倒を見る(男主) (ページ5)

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思った通りだった

どうやらグルッペンの母親がお昼を用意し忘れたらしく

俺に作らせようという魂胆だったようで

gr「お腹空いたゾ！」

と隣で駄々をこねるグルッペン

グルッペンの母親はパートの仕事をしているらしい

だから昼はいない

父親は単身赴任で海外を飛び回ってるそうだ

…エリートか

そんな事を思いつつも、パスタを茹でながらそのソースを作っていた

適当に醤油味でいっか

グルッペンに指示を出す

『グルッペン、醤油とってきて～』

gr「ん！わかった！」

…素直でよろしい

これだけ見れば可愛い奴だ

趣味がちょっとアレだけど…

?「あ、あの…」

『？』

?「僕、も…なにか…その…
　
　て、手伝える…事とかって…」

そういえばグルッペンの後ろにいた少年

なぜか家に帰らず、グルッペンの家にいる

名前は知らないが

グルッペンが無理矢理引っぱってきたらしい

…………可哀想に…((((((

『ん…じゃあ、お皿出してくれる？

　そこの棚の、白いお皿』

なんでグルッペンの家の台所事情に詳しいのか

自分でも聞きたいくらいだ

?「！
　
　は、はい！」

良い返事をしたあと、少年はお皿を3枚出して渡してくれた

グルッペンとは違うタイプだな…

むしろ真逆と言って良いほどに…

『ありがとう』

そう言って頭を撫でようとした

けど、少年は

?「ｯ!!!!!!!!!」

怖がった

え
ごめん

沈黙が流れる

『…いきなり触ろうとしてごめんね
　初対面なのに』

そう言って少し笑いかけてやる

安心させるために

?「あ…は、い…」

少年はばつが悪そうに、テーブルの方へ戻っていった