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｢フロイドくん！迎えに来ちゃった！｣
ウィッグもカラコンも完璧だし。
睫毛の上がり具合もチェック。
ハッ、俺完璧。
｢ねぇ？フロイドくん、無視しないでよ｣
毎回自分の声の甲高さに驚かされる。
地声は普通の男並に低いのに何故こんなに自然にはっきりと女声が出るのだろうか。
｢フロイドくんってば！｣
そろそろ返事しねーとお前ぶちのめすぞ。
｢ダァーッ！！！うるせーよ！！！｣
｢あっ！やっと向いてくれたぁっ！｣
…あぁ、なんで俺はこんな時間の無駄な事を。
どれもかれも全てアイツラのせい。
フロイドに媚びて"ユウ様"のボディーガードにしろとか、
俺、ただの時間の無駄じゃん。
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続く (更新停止中)
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作成日時：2023年5月7日 18時
