幼女審神者は愛される。

新しい日常 十二（鬼ごっこ） ページ19

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薬「じゃあ、俺っちが出ればいいんだな？」


『うんっ！』


薬「…行ってくる。」


乱「頑張ってね〜！」


そう言って、薬研は飛び出して行った。




『大丈夫かな？』


乱「絶対大丈夫だよ！じゃあ、ボクもそろそろ出るね。しばらくしたら、Aも出ていいから！」






『…。』






『…。』





『そろそろ、いいかな…？』


ここから先は、戦場。

残り時間は、あと6分となっていた。



残りは、
A
薬研
乱
今剣
浦島


さて、勝つのはどっちなのだろうか？






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堀(んー…まだ誰も捕まえてないな…。あと10分もないだろうし、一振りくらいは捕まえておかないと…！)




浦「かめきちー！かーめーきーちー！ったく…どこ行ったんだ？あいつ。」



堀(…！浦島さん…！ここから近い、どこだ？)


堀川が声のした方へ近づくと、中庭の小さな池の端に、浦島はいた。


掘(いた…！こっちに背を向けてるし、今ならいける…！)


足音を忍ばせながら、堀川が近づく。

あと数歩で、浦島の背中に手を出せる、その時だった。


浦「あ！お前、こんなとこにいたんだな！」


堀「…！」ビクッ


驚いて、少し後ずさった堀川の足はカサッと小さな音を立てた。


浦「…⁉堀川…⁉」


堀(バレた…！よし、こうなったら仕方ない…。)



浦島と堀川の、鬼ごっこが始まった_______


浦「来るなぁぁぁぁあああ！！！」


堀「待てぇぇぇぇぇええええ！！！」


3分ほど、その戦いは続き…


制したのは…









堀川国広！！


浦「あーあ…捕まっちゃったなぁ…。あと、どれくらいなんだ？」


堀「多分、もうすぐ終わるんじゃないですか？」





ピーーーーーーッ！！！




光忠の鳴らす、終わりのホイッスルの音が本丸に響き渡る。




浦「えー、ほんとにあとちょっとじゃん！あー、もうちょっと粘れてたらな〜。」








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