108つ目の星 ページ8
「…流石、フルスコアを取っているだけある」
『ありがとうございます』
「実は君を勧誘したいーー
ーー次は私が固まる番だった
先程まで意表を突かれたように静止していた彼は右手を差し出していた
私と違う色をした瞳はじっとそらさずにこちらへ向けられている
「実を言うと、先ほどの話は本当だ。五摂家の1人は今も地中の奥深く、そしてそうなってしまった原因は…言わずもがな、君のお友達さ」
『尻ぬぐいをすればよいのですか』
「いいや、それは気にするな。むしろこれは好機ーー世界が変わるかもしれない」
世界を変える
いつか、エマが言っていた気がする
美しく、そして恐ろしくも思えるその夢物語の歯車は回り始めている
ラートリーさんはおもむろに立ち上がると、あろうことか私の隣に座った
まるで家族の話を聞きたくてやってきた兄弟のようにーー本の中で見た、幸せな家族の一員がとるような行動に
背筋を冷たいものが走る
ここから先は聞いてはいけないと本能が叫ぶ
「ーーー?」
『 』
足元に広がるシミ
原型を失った繊細なカップは、カーペットにちりばめられた宝石のように輝いていた
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夜矢七星(プロフ) - はるさん» ありがとうございます!更新する気はあるんです!あるんです…けど話のつなぎ方に悩んでしまい続かず…( ´・ω・`) 本当に気が向いたら更新すると思うので、その時は読んでくださると嬉しいです! (10月11日 6時) (レス) id: fa744514d9 (このIDを非表示/違反報告)
はる - 初コメ失礼します!!この小説大大大大大好きです!!これからも頑張ってください!!応援しています!! (10月9日 10時) (レス) @page5 id: 41084e4d77 (このIDを非表示/違反報告)
夜矢七星(プロフ) - LEさん» 返信遅くなってしまってすみません💦ありがとうございます! (6月3日 11時) (レス) id: fa744514d9 (このIDを非表示/違反報告)
LE(プロフ) - 一気読みしてしまいました!めっちゃ面白いです。続き楽しみにしてます、更新頑張ってください! (2023年1月11日 21時) (レス) id: 26edab818d (このIDを非表示/違反報告)
夜矢七星(プロフ) - カケオレさん» ありがとうございます!これからも宜しく御願いましす〜! (2022年9月26日 8時) (レス) id: fa744514d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜矢七星 x他1人 | 作成日時:2022年6月11日 8時