小さな診療所second９ (ページ47)

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「いただきま～す。」

栗山「どう？おいしい？」

「待って、早い。笑

うん！めっちゃおいしい。」

栗山「よかった！！」

大好きなアップルパイの解禁日。

栗山のバイト先のアップルパイはめっちゃおいしい。
毎日でも行けちゃう。我慢我慢。

「なんであそこのアップルパイはめっちゃおいしいのかな。」

栗山「う～ん・・・・オーナーの腕かな。」

「オーナーさんか・・・・弟子入りしたい！！」

冗談交じりで言ってんのに、栗山が真剣な顔になっている。

栗山「A、ずっと言いたかったんだけど・・・・」

「口にリンゴついてるって！ごめんごめん。笑」

栗山「違う。まじめな話。
俺、Aのこと好きなんだけど。付き合ってくれないかな。」

「はい？ちょっと気持ちの整理していい？」

栗山「マジだから。」

栗山がぁ！？この私が好きなの！？
うそでしょ！？

将来○○くんのお嫁さんになりたいっていう年じゃないよ！？

ちょっと待って。

「いいの？いろいろあるよ。
ご飯だって、いろいろあるし。低血糖になってびっくりさせることもあるんだよ？
栗山、大丈夫？？」

栗山「わかったうえで言ってるから。」

・・・・こいつ、マジだ。

「うん。付き合ってみようか。」

え、勝手に口が動いてる。

私も栗山のことが好きなんだ。