小さな診療所second９ (ページ43)

今日:11 hit、昨日:17 hit、合計:7,767 hit

１１ページ43

篠田「で、勉強はちゃんとしてんのか。」

「はい。」

母「(さっき、金子先生にはめんどくさいって言ってたような・・・・
宿題しかしてない・・・・)」

川「(さっきと態度が違う・・・・笑)」

退院後の通院。
今日は小児科のほかに糖尿科の診察。

篠田先生は少し(かなり)怖い。

金子「あれ、ｓ・・・・いや、なんでもない。
そういえば、A？今日、篠田先生に聞きたいことあるんじゃなかった？」

川「そうそう、聞きたいことはちゃんと聞いときな。」

金子先生が何かを言いかけたのでぎろっとにらんでやった。
お母さんにはばれてない。

「うん。

篠田先生、みんなと同じ給食食べていいですか？」

篠田「ん？もういいけど。
まぁ、不安ならもう少しお弁当でもいいけど、母さんの負担も大きいっすよね。
コントロールもできてるし１型なので制限なく食べてもいいと思いますよ。
ただ、おやつとかジュースとかはなるべく控えたほうがいいかな。
３食しっかり食べれるようにしてください。
お菓子食べ過ぎたから夜食べれないとかなしな。そうなったら、説教だからな。
でも、行事の時とか特別な日は普通に食べてもいいと思います。
Aも自分だけ、食べれないのは嫌だろ。」

「いやです・・・・」

説教もやだ・・・・

篠田「だよなー
インシュリンの量はこういう時は増やすとかっていうマニュアルを作ります。
他に何かあるか？」

母「おかわりはどうですか？」

篠田「んー制限なくって言っても量にもよりますね。
人によって血糖が上がるタイミングも違うし・・・・献立にもよるし・・・・

とりあえずはお代わりしないで給食を食べてみて、食後の血糖の結果で決めますか。
いつも通りに記録して、空いてるところに給食の献立書く。
ついでに１番おいしかったのと２番目においしかったものを書いてくれ！」

「はい。」

でも、みんなと同じものを食べれるのはうれしかった。

結局、おかわりはこの後いいってなったけどしないことが多かった。