小さな診療所second９ (ページ36)

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母「パジャマ、新しいのかって来たよ。」

「かわいい・・・・」

藤中「マンガ持ってきたよ。」

「重いのにごめんね。」

藤中「重くないよ。大丈夫。」

入院生活が始まった。

自由に食べれない。遊べない。
検査ばかり・・・・

川「眼科行くからね～」

「なんで？」

川「目の検査するからね。」

なぜか、眼科にも連れていかれた。
目の検査悪くなかったよ・・・・

何日か経ったころ、お母さんがなんか悲しそうな顔で来るようになった。
なんでかは聞けなかった。
たまに話しているとお兄ちゃんも悲しい顔になった。

気になってしばらくすると金子先生が本を持ってきた。
カーテンを閉められた。

金子「今からとっても大事な話をするからな。」

大事な話・・・・お母さんとお兄ちゃんが悲しくなる理由がわかるのかな。

絵本を見た。

糖尿病らしい。大人がなりやすいというイメージだけど子供もなるらしい。

具合悪かったのは低血糖になったらしい。
これからもなることがあるけど、甘いものを食べたらよくなるみたい。

血糖値を測らないといけないんだって。
インシュリンって言う薬を注射しないといけないんだって。
その２つは痛いらしい。

前、眼科に行ったのは目にも異常があるかもしれなかったから。

金子「つらいかもしれないけど一緒に頑張ろうな！！」

痛いのはやだけど、お母さんもお兄ちゃんも悲しませたくない。

「・・・・がんばる。」

私が頑張ろう。