小さな診療所second９ (ページ26)

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練習が始まる。

すごくレベルは高い。ＮＥＣも一緒なんだけど、やっぱり、男子の練習を見ると刺激になる。

金子「相変わらずだな。
研修ぶりだろ。ここ来るの。」

「はい。」

金子「安心するだろ。

実は、片原に限界だって言われて考えた。それに気づいても何も行動できなかった俺も俺だなって。
ＳＯＳ出してたのにな。

俺もな、移籍したことあるからわかるんだ。

でも、今、実家に帰ってしまったら、帰りたくなくなるのはわかるよな。それじゃ、意味がない。
強い、決断をしたよ。よく来た。
なかなか、ＮＥＣきてから、壁にぶつかって、うまくいかないよな。
片原は勝負強い。精神面はまだまだだけど。ティグもいいしサーブレシーブも最初よりだいぶいい。
壁にぶつかるのも経験。悪いことじゃないし誰にでもある。だけど、いつか、絶対報われる。
技術的なことはいっぱい教えたい。でも、気持ちの面は話も聞けるし助言もできるけど最終的には自分次第。
だけど、重く考える必要はないと思う。やっていくうちに自分はこうなんだって、分かる日が来る。
違ったら違うっていう。だから、どんどんやった方がいい。

今日、ここにきて安心しただろ。そう思って、無理やり連れてきた。笑
知っている顔もいっぱいあるし、外から男子の練習を見るのもいい経験。
少し、チームメイトと離れる時間も作っていいと思う。
寮生活だし。

実家には帰れなくてもこういう方法もある。
時間とお金があれば、違うチームに見学行ってもいいと思う。
オフは限られてるから遠くには行けないけどな。

まずは、やるしかない。考えすぎるな。
一緒に頑張っていこう。」

「はい・・・・今日は来てよかった。」

金子「そうか。それはよかった。

さ、いよいよゲーム形式だ。藤中と栗山対角か・・・・ムセルスキーでかいな。
しっかり見とけよ。みんなの前で感想言わせるからな。覚悟しとけよ。笑」

やるしかないよね！！
がんばる！！