小さな診療所second９ (ページ21)

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１日をバレーに費やすのは初めて。
前は日中は仕事でよる練習というスケジュールだったから。

リーグまで体力が追いつくか心配。

そして、心が折れそう。

今日の練習の１つはサーブレシーブ、いまだに苦手・・・・
女子に多い、フローターサーブはもっと苦手。

古「ごめん！」

古賀先輩のサーブは大きく曲がった。

やばい・・・・すごい・・・・

「もう１球お願いします！！」

古「行くよ！！

あ、ごめん！」

「すみません・・・・私のミスです。」

廣瀬「そんなめげないでよ～」

「う、うん・・・・」

七海のフォローはありがたい。
いいね、同い年って。学校は違うけど、中学の時の選抜で仲良くなってからずっと連絡とっていた。

金子「片原。ちょっといいか。」

「あっ、はい・・・・」

古賀先輩のサーブに苦戦をしてると呼ばれた。

金子監督。もと、サントリーの選手で廃部前のＮＥＣブルーロケッツの選手。
レシーブがすごいイメージだった。

実は酒井さんや栗さんから、紹介をしてもらって、会いに行った。お話をさせてもらった。
熱意にやられた。このチームでやってみたいと思わせられた。

金子「そんなビビんな。笑俺がいじめたみたいにみられる。笑」

「すみません・・・・」

金子「だから、大丈夫だ。笑
おこらない。

で、古賀のサーブしっかりあげれないよな。なんでだと思う？」

「えっと・・・・しっかり見れてなかった。」

金子「ちゃんと見れてたぞ。ボールの下にはいれたし。

真正面じゃなくて。横でとるようにしてみたらいいと思う。
例えば、ジェイテクトの浅野のフォームがわかりやすいと思う。男子だけど。」

わかりやすい・・・・

だけど、練習は厳しかった。

帰って、寝るとき、いつも思い出す。
やっぱり、あそこが良かった。

リーグがだんだん近づいて、限界が来た。