小さな診療所second９ (ページ18)

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栗「奇跡的に悪化してないよ。大丈夫！！」

病院に着くとＭＲＩ検査をされた。

「よかった・・・・」

航「よくねぇよ！！
奇跡的の意味わかってんのか！？一歩間違えれば、やばいことになってたんだぞ！！
捻挫なめんなよ！！一瞬冷やせば治るわけじゃないんだぞ！？
何が追い込む？意味わかんねぇ！！

なんで、自分の体を大事にしないんだよ！！」

先生が怒り出す。
今はそういう暇はない。

「試合に出たいんだよ！！
だから、やばいの！！休んでいる暇ないの！！」

航「いい加減にしろ！バカやろ！！」

ビンタされた、顔は痛い。
力が強かった。

「いたっ・・・・」

航「休んでいる暇がないだぁ！？お前は自分の今の体を知らないのか！？
暇じゃない。必要なんだよ！？バカ！」

栗「まぁまぁ・・・・手を出すのはやめましょうよ。
とりあえず、先生、１度待合室で・・・・」

航「はい・・・・」

追い出された、航先生。
なんだろう・・・・？

栗「あせるよな。この時期は。
試合、近いんやっけ。」

「来月・・・・」

栗「そうなんだ。ポジションは？」

「センター」

栗「センターか・・・・ブロック決めたらかっこいいよな！！
ブロックだけじゃない！！クイック、サーブ！！

大切な時期にけがしちゃったらつらいよな。」

「はい・・・・」

栗「わかるよ。

でも、先生が言ってたこともAちゃんのことを思って言ったことだから。
大事にしてるからこそ、強い言い方になったと思う。
照れくさいんだよ。笑

試合に出れる可能性が上がる方法は今は休むこと。
できるだけ、足を動かさないこと。
辛いかもしれないけど、１番大切。

頼っていいんだよ。もっと甘えなよ。
あせらず、１歩１歩進もうよ。」

あせらない・・・・か。