小さな診療所second８ (ページ43)

今日:12 hit、昨日:2 hit、合計:6,908 hit

１４ページ43

黒後愛ｓｉｄｅ

「う～ん・・・・」

金「ねぇねぇ、ずっとあんな感じ？」

古「私にあんな感じって言われても・・・・あった時からあんな感じだった。」

西田「あいつ、なんかあったのかな？」

Aが考えた表情から動かない。
話しかけてもボーとしてるしなんだろうね。わからない。

近江「迷ってるんだよ。」

西田「何のことで？」

近江「それは、おいおいね。」

金「言えよ。笑」

近江「すぐわかるさ。」

あ、私、分かったかも！！

新「業務連絡。５時間目のことなんだけど雨だから、体育館に集合な。
佐々木～佐々木！！あいつどうしたんだ？」

先生が呼んでも、上の空。
今は、昼休み。

近江「いろいろあるんです。」

「あ！！私、彼女と話したいことあるんで連れていきます！！」

思い出したように言う。

新「お、おう・・・・わかった。」

「A、車イスマラソンのことで迷ってるんでしょ。」

A「ばれた・・・・？

ねぇ、愛ちゃん。なんで、続けてるんだろうね。なんで、続けてられるんだろうね。」

「それをずっと考えていたんだ。わかるよ、Aの気持ち。

だけど私はAの走ってるところ好きだよ。いや、大好き。
Aすがすがしい顔になるもん。」

A「愛ちゃん・・・・」

「もっと見たい。個人的な気持ちだけどね。」

A「うん！！絶対メダル取るよ！！」

「がんばれ！！」

笑顔になったのが嬉しかった。
答えにはなってないと思う。だけど、応援してるから。