小さな診療所second７ (ページ7)

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本間ｓｉｄｅ

「え！？うそだろ！！」

新「俺もそう信じたい。」

「だって、１０までなら数えられるしあいさつだってできる。
記憶力だっていい。」

新「そうだよな。」

新に呼ばれた。
Aのテスト結果が来た。Ａ判定。よくよく見るとできることもできないことになっている。

新「考えられることは知らない人に囲まれて、不安になって力を出せなかったこと。
それでも、Aは検査の場所に入れただけでも大成長だと思う。
警戒しないでいれたこともえらかった。」

「そうだな。」

新「それで、今後のこともあるから、今度は俺が検査しようと思うんだけどどうかな。」

「新にはなれてるから大丈夫だと思う。
でも、この前のトラウマでちゃんとできないかもしれない。
できなかったら怒られるって思っちゃうと思う。」

新「ゆっくり、時間をかけてやろうと思ってる。
前よりは検査の時間短いけどさ。」

「うん。わかった。」

がんばれ、A。

浅「え！？数、数えてるじゃん。今日は５人いるとか言ってるよ。積み木の数も数えてる。
はやとの真似して、最近は自分でスプーン洗ってるよ。
物の見分けもついてるよ。
点滴なくなったらコール押してるし、汚れてるコップがあったら俺か西田。後、小幡かな？ちゃんと言えてるよ。

初めての環境が苦手って言ってるんだから配慮してよね。
検査って緊張するし、その日の調子で変わるんだから。
それでも検査に向かえたんだから。できること増えてるよ。」

浅野さんにも検査結果を伝えたら、熱く語ってた。
ほんと、そうだよ。できること増えてるんだから。