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西田ｓｉｄｅ
「何年振りだろな。はやとの髪洗うの。
１０歳ぐらいまで洗ってた気がする。笑」
は「そんなに行ってねェよ！！ちゃんと洗ってました。自分で。
ワックスつけてるからべとべとなんだよ。昨日は時間なかったし。
ほんとは自分で洗いたいけど。」
「はいはい。安静期間中に許可してもらえたことを感謝しろ。笑
遠慮するなって。笑
髪のこだわりすごいからな〜最近。」
は「お、おう・・・・」
落ち着いた頃、髪を洗う。
照れてる。俺も照れるわ。
最近、髪にこだわってるからな。
「熱くない？」
は「大丈夫」
「かゆいとこありませんかー笑」
は「ありません。」
照れてる、照れてる。笑
まだまだ子供だなー笑
「はい、終わったよ。体調悪くなってないか？」
は「うん。
・・・・てか、お前、髪洗うのうまいな。」
「友達んちが美容室で髪洗うの手伝ってたからな。
バイトだったしお金もらうから中途半端にはできないだろ。」
は「そうだよな。
すっきりした。サンキュ。」
「おう。片づけてくるから安静にしてろよ〜」
は「言われなくてもするよ。」
サンキュな。
？「あれ？西田くん？」
「あ、佐藤さん・・・・」
道具をナースステーションにおきに行く帰りに声をかけられる。はやとのお母さんだった。
お母さんは、苗字でさんつけしろって、浅野さんに指導されたのははやとのお母さんだっけ。
親子で新人時代を支えてくれたな。
は母「はやとは・・・・？」
「手術は無事に成功して、意識も戻ってます。
とりあえず、尿が出るまで時間がかかるみたいなので２、３回は透析するみたいですが今のところ問題はないそうです。
まだ、ベットの上での安静ですが口は元気そうですよ。
１７時から、先生からの詳しい説明があるみたいです。出れますか？」
は母「出ます！！
よかった・・・・」
お母さんを病室に案内をする。
飛行機でその日に帰らないといけないのがつらいみたい。
でも、ほっとしてた表情が印象的だった。
は「母さん・・・・」
は母「ごめんね、１番ついてほしいときについててあげれなくて・・・・」
は「俺こそごめん。仕事休ませて。」
は母「はやとの方が大事だから・・・・はやとは大事な息子だからっ・・・・」
は「母さんっ・・・・」
俺はそっと、病室を出て、みんなに連絡した。
もう、昼すぎていた。
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作者名：さくらさん | 作成日時：2018年9月1日 12時
