小さな診療所second７ (ページ37)

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西田ｓｉｄｅ

病室に運ばれたはやとは穏やかに寝ている。

本間さんは帰りたくなさそうだったけど、仕事があるから帰った。
はやとが嫌がるからね。

朝、興侶先生も来たけど、仕事だって落ち込んで帰った。

２人ともついていたいんだろうな。

俺は今日明日は休み。
ついていられる。

浅野さんから電話で、はやとのお母さんが飛行機に乗ったと連絡があったらしい。
後、もう少し落ち着いたらうちの病院に移れるらしい。

待っていると、はやとの手が動いた。

「はやと！？わかるか！？」

呼びかけるとさらに強くなった。

「今、ナースコール押すから。」

清「おう！はやとくん。目さましたか～わかるか？よかった！

今、先生来るから、もうちょい苦しいの我慢な。」

看護師さんが来てくれた。
すぐに先生も来てくれた。

藤井「はやと、わかるか？

よくがんばったな！！」

出来「藤井、自発呼吸も戻ってるし呼吸器外すわ。
はやとくん、管外すからな。」

呼吸器も外れた。

は「ごほごほ。ごほごほ！西田・・・・いたんだ。」

「おう。まだ無理に喋んな。」

は「ごほごほ・・・・髪・・・・かゆいんだけど・・・・」

「いきなりそれかよ！！さすがだね。笑」

藤井「ベット上で洗うんならいいよ。洗ってもらいな。」

清「今、道具もってくるからな！！
西田くんやっけ・・・・洗ってもらってええか？俺が洗うより安心すると思うしな。」

「あ、はい。」

ほっとした、朝１０時半。