小さな診療所second７ (ページ35)

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浅「A、帰らないの？」

「あらぽんさんには電話したから大丈夫です。明日、夜勤だし。
なんか、落ち着かなくて・・・・」

浅「ま、俺もそうなんだけどさ。落ち着かないよな。」

「・・・・(コクリ)」

興侶「俺もその１人。当直じゃないのに残ってる。
本間と明日の勤務かえればよかった・・・・本間、はやとのところ行った。
俺が行きたかった・・・・みんな同じか。」

仕事が終わって、休憩室にいる。
なんか落ち着かなくて・・・・はやとくん・・・・

浅野さんも同じ。
興侶先生も来た。

浅「西田から連絡来た。今、手術室はいったって。」

興侶「思ったより、はやかったな。

すごいよな、その数時間前まで、はやと、普通に出勤して仕事してたんだぜ。
想像もつかなかったよ。
成功してほしい。ドナーの方のためにも。」

浅「はい・・・・」

「成功しますように・・・・」

高松「手術始まったって！？」

興侶「そう。子供たち寝てる子もいるから静かにな。」

高松「成功するといいっすね！」

新「お疲れ様です。今日はびっくりしましたよ。
それで、はやとは？」

栗「お疲れ様です。」

「お疲れ様です。」

興侶「今、手術始まったそうです。」

新「そうですか・・・・」

栗「始まりましたか・・・・はやと、成功するといいっすね。」

興侶「そうだね・・・・・」

当直のたかまつり先生が来た。
救外の当番だった、栗山先生と新さんも来た。
みんな、落ち着かない。

オペが終わったと西田さんや本間先生から連絡が入ったのは６時間後の深夜１時半過ぎ。
目を覚ますのは夜が明けてからじゃないかと言っている。

ひとまず安心。
だけど、油断はまだできない。

はやとくん、みんな待ってるからね。