小さな診療所second７ (ページ16)

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小児病棟の日常高校生編１ページ16

主人公は高校２年生です。
「小児病棟の日常２」から数年後の物語です。
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先１「じゃあ、親御さんに小さいころのインタビューをするのを宿題にします！！
来週の家庭科までに聞いてきてくださいね。レポートを作るので写真があれば持ってきてください！！」

家庭科の時間。今は保育の勉強をしていておい立ちのことを聞いてレポートを作っている。

私は親がいない。生まれたときのころを知ってる人はもういない。
物心がついたころには人間を信じられなくなっていた。いやな思い出しかなかった。
いつの間にか、病院にいて、初対面の人は信じられなかった。

だから、この授業はいやだった。

思い切って、担任の藤中先生に相談してみた。

藤中「Aが嫌なら無理はしなくていい。その分、家庭科の評価は別の方法に変えるから。
でも、自分のことを知ることは大切だと思う。
つらいだろうけど、向き合うことはこれからのAにとって大事だと思うよ。
いやな思い出ばかりだけど、いい思い出もあるんじゃない？マイナスなことばかりじゃないよ。」

向き合うことか・・・・

「やります。」

そういって、思いついたのは病院に行くことだった。