小さな診療所second４ (ページ23)

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初夏の風景１ページ23

主人公は高校１年生です。
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夏。
今年は暖かくなるのも遅かったし雨続きが多い。６月だというのに４月５月並みの寒い日が続いた。

７月になって、やっと暑くなって、窓を開けたり、扇風機を使うようになった。
窓開けたので外の音がよく聞こえる。隣の家のテレビの音や話声がする。

高「A、大丈夫か？
さっき、井手先生がプリント届けに来たぞ。」

「ほいほい。
にいちゃん、暑い。」

高「夏だからな。
とりあえず、診察させろ！」

「別にそこまでじゃないよ。」

高「そこまでじゃなかったら倒れてないから。
俺がいるから入院避けられたんだぞ！」

「・・・・自分をほめてんの？」

高「俺天才。診察道具まで持ってきてて！！ちょっと、失礼！！」

兄ちゃんらしい赤い聴診器を当てられる。

暑さにやられて部活でぶっ倒れた。午後３時の話。

井手先生にあほかって言われてお姫様抱っこをされたのは覚えてる。
保健室に行くとすぐ病院直行。兄ちゃんが研修医として働いている病院。

想像以上にひどかったらしく入院を言われたけど、兄ちゃんがいることを知り入院じゃなくて自宅安静になった、夕方５時の話。

高「ちゃんと息して！！」

「してるわっ！！」

深呼吸しろという話だろうけど、息しろって。
兄ちゃんらしいわ。

・・・・大丈夫。