小さな診療所second４ (ページ15)

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西田「A、わかる？」

「あ・・・・ごめん。」

目を覚ましたら、仮眠室。
点滴の量を調節してる西田がいた。

西田「おっと、まだおきんな。」

「救外は？」

西田「関田先生が変わってる。
で、福澤先生から、今日は帰れだって。最近、ヘリ当番や救外。休みなかっただろ？」

「そっか。」

西田「心臓はさっきエコーしたけど、この前と変化なかった。
聴診もしたけどひどくはなってなさそうだったから、おそらく、疲れからくる貧血だよ。
点滴だけした。

ごめん。勝手にお前のカルテ見て、循環器でやった検査データ見て。

脈だけはからせて。」

同期に診察されるようになったのは悔しい。笑
体調管理しっかりしないとね。笑まず、心臓以外のところで・・・・

西田「なぁ・・・・A。お願いだからカテうけてくれよっ・・・・
お前の苦しむとこ、もう見たくないんだよ。爆弾抱えながらヘリに乗ってほしくないんだよっ！
迷うのはわかる。前はあんなこと言ったけど・・・・
再発の可能性もあるのはわかってるけど・・・・受けたほうがいい。
おせっかいでごめん。
お願いだ・・・・俺のために受けてくれよっ・・・・その分、ちゃんとカバーするから。」

西田・・・・
爆弾は抱えたくない・・・・

「うん・・・・わかったよ。受ける。」

西田「ありがとうっ・・・・」

「泣くなよ～笑
私まで泣いちゃうじゃん！！」

自分のために泣いてくれる同期がいる。
不安だけど、頑張る・・・・

「まぁ、お前に診察されたのは悔しいけどね。笑」

２日後には復活。

西田「うるせ！！笑患者だもん。対応するのは当たり前だろ。
しかしまーおいしい症例、俺も入ろうかな～」

「俺のためにって言ってたくせに。笑」

西田「だーまーれ。」

「ひぇ～笑」

荒谷「あのぉ・・・・」

福「荒谷、今は夫婦の時間を作ってやれ。笑
俺が教えるから。」

『違います！！』

夫婦じゃないけどカテがんばる。