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栄「岩熊。夕方、病院戻る前ちょっといい?話があるんだけど。」

「あ、はい。」

老人ホーム勤務9か月目。
栄主任が話があるという。


「おはようございま〜す!!
今日も運動していきますよ〜

深呼吸からっ!!」

とりあえず仕事。


「ここ1周しましょうね!」

?「あのさ・・・・これどうすればいいの?」

「あ、すみません・・・・午後、賢さん来るので聞いてみますね。」

?「よろしくね!」

緊張しながらも仕事を進める。




「ふ〜終わった〜」

賢「お疲れ!俺、事務当直だから先に病院戻るね。」

「お疲れ様です。」

藤中「俺病棟巡回して、そのまま戻るね。」

「了解です。」

私はたまっている記録をする。



栄「じゃあ、私たちも病院戻って、ご飯食べながらお話ししよう!」

栄主任に誘われて、近くのご飯屋さんに行く。
こじんまりして話しやすい場所らしい。


栄「急にごめんね。
ここの常勤のリハビリっていま私1人じゃん?
それで来年の春から常勤2人にするみたい。その人事を私に任されたんだけどね。
岩熊って今、小児何人もってる?」

「1人です。何人か引き継いだんで。」

栄「そっか。
無理には言わないしいやならいやって言ってほしいんだけど・・・・
岩熊、ここの常勤で副主任にならない?

小児と老人で迷ってるって言ってたし元ここの介護職員じゃん。
わかってるし、生き生きしてるし利用者さんから人気だし腕も上がってきたからどうかなって思ったんだ。
今は週に2回夕方の2時間だけ病院だけど、ずっと、ホームにいることになる。
朝と仕事終わりだけ病院に戻ることになるから病院の担当の患者さんはみんな引継ぎになる。

ただ・・・・このみさんのこともあるから迷うと思う。
すぐには言わない。2月のはじめまでにどうするか教えてほしい。」

え!?


「いろいろ聞きたいし考えたいこともありますけど、まずは副主任は荷が重すぎます。
私でいいんでしょうか?」

栄「名札が変わるだけ。笑
課長にも話した。もし岩熊だったら副主任でいずれ主任にしてくださいって。
副主任は試験もないしまずはそこからならしていけばいい。岩熊が適任だから。」



適任か・・・・

そして、やっぱりこのみちゃんの担当を外れることに迷いが出た。

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作者名:さくらさん | 作成日時:2018年6月4日 19時

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