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浅野side
A「・・・・」
無言を貫く彼女にどうしようか考えた。
「大丈夫だよ。」
A「・・・・」
藤井「怖いものは怖いよね。でも、俺らは怪しいものでも怖いものでもないんだ。
ただ、Aさんが心配だけなんだ・・・・」
A「聴診器怖いっ!!」
『え・・・・』
正直どうすればいいのかわからない。
栗「浅野、藤井。聴診器、ポケットに入れて。(小声)」
栗さんに言われた通りにする。
聴診器恐怖症なのかな・・・・?
藤井「ごめんね。」
「ごめん・・・・」
あやまっても無言が続く。
でも、気が付いてしまった。彼女の手が震えてることに・・・・
栗「俺のこと覚えてる?お父さんの同級生の人。」
A「栗さん・・・・」
栗「そう。栗さん!お父さん会議中だけど代わりに栗さんいるからな!
大丈夫だよ、みんな、優しいから。でも、顔は栗さんが1番かっこいいかな〜笑」
いやいや。違うでしょう。
俺でしょ。あ、そういう場合じゃないでしょ。
栗「2番目にかっこいいかもしれない浅野と3番目にかっこいい藤井と俺と
Aちゃんは幸せだな〜」
藤井「なんで、俺が3番目かわかんないですけど、中入ってみない?」
「それ、どういう意味だよ。」
藤井「そのままの意味ですけど。」
後でだな。
A「・・・・」
またかも・・・・でも、めげないぞ。
栗「よ〜し!行ってみるかっ!!よいしょ。肩くんで行こう〜?藤井、浅野〜手伝って〜」
強引。でも、さすが栗さんは小児科の看護師だな。
藤井「は、はい・・・・」
「はーい。」
少し、テンション高くいってみようかな。
3人で彼女を診察室に連れて行く。
そして、藤井が口パクで「俺わかったかもしれません」って。
よし、俺も負けないぞ。
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作者名:さくらさん | 作成日時:2018年3月10日 15時