小さな診療所３９ (ページ21)

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タイムアウト・・・・とりあえず落ち着く。
サントリーのセッターがみんな私のところに来た。

阿「まずは落ち着こう。大丈夫。

ブロックをしっかり見る。今はジャン頼みになってる。
緊張してまわりがみるのが難しくなってるけど、さっき、栗とはいったときちゃんとトスを散らせたからマークされなくなったよ。センターもしっかりつかえてたよ。

とりあえず、今、コートにだれいる？」

「・・・・藤中さんと鶴田さんと山村さんと、ジャンと酒井さん。そして私・・・・」

阿「そうだな。ジャンの打数を減らして、後のみんなにあげてみな。期待に応えてくれるよ。」

岡本「トスの高さはいいよ。いろんなところにあげてそれでもブロックされても片原の責任じゃないから。」

湧「大丈夫だよ！！」

みんなと話して落ち着いた。

酒「レシーブは俺の仕事だから緊急事態以外はトスに集中していいから。
大丈夫。落ち着いて、やったらできるよ。」

泣きそうになったのをこらえて、プレー再開。

藤中さんにあげて、１点。それで自信になって、思い切ってあげれて、ジャンもマークされなくなった。

そして、セットを取り返した。

栗「よく頑張ったなぁ・・・・ってどうした！？」

「ごめんなさい・・・・」

岡本「よくやったよ。ありがとう。」

エ「ありがとう。」

あやまりたいのに・・・・
怖かった・・・・しばらく涙は止まらなかった。