小さな診療所３８ (ページ39)

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賢「はぁ～すっきりしますね～」

「いいお天気ですね～」

病院周辺を散歩。
近くに公園があるからそこに行く。めっちゃ気持ちいい。

賢「よし、つきました～
水飲みますか～」

病棟から飲み物を持ってきた。
外で飲む飲み物は美味しい。

「よし、準備できた。
飲みましょう～」

しばしの休憩。たまにはいいよね。てかいつもがいい。
なんか叱られそう。笑

小さい子供がいる。
老人ホームのおじいちゃん、おばあちゃんが介護士さんとやすんでる。私も何年か前そうだったなー

ん？藤中先生！？何してんの。
あ、休憩中か。

賢「田中さん～？」

田中さんがもぞもぞと動き出した。

？「・・・・」

無言だけど、歩こうとしてる。
でも怖がってる。

賢「一緒に歩きましょうか！」

とりあえず、やったー！！

私は車いすをもって一緒に行く。

昨日も今日の朝も歩いたっていう報告はなかったから正直あきらめかけた。

うれしいな・・・・
やっぱり、任せるというのがいいな。
力を引き出すことがうちらの仕事だ・・・・

手を引けば歩ける。
楽しいことをもっとさせたい。

栗「ほんまか！？やったー！！」

賢「なんで、関西弁？
でもホッとしましたっ！！」

酒「いろいろ迷ったけど１歩進んだな！！」

喜入「明日、俺なので今度は病棟散歩しようかな。」

竹田「そうしよう！！」

岡本「でも、明日は歩くかはわからないけど１歩前進だな！ゆっくり行けば大丈夫。」

「はい！！」

みんな喜んでくれた。
焦らず、退院まで頑張るぞ～