小さな診療所３８ (ページ27)

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内山「はい。手紙。」

「誰からですか・・・・？」

内山「近先生。」

「え・・・・」

気分転換に学校に行った。
内山先生が対応してくれて、高松先生は授業でいなかったけど、古賀先生にも会えた。

内山「近先生ね、Aのこと気にしてる。近先生はAの事信じてるよ。
でも、無理して、今会う必要はない。もう少し落ち着いてからでいい。」

古賀「そうだ。ずっと、Aのタイミングを待っててくれてるから。
自分の体に任せてみれ。でも、手紙は読んでほしい。一生懸命書いた手紙だから。

ま、考えるのは落ち着いてからでいいぞ。
それまでは心を元気にしていかないとな。ゆっくりな。焦ったら自分を追い込むことになるから。
寝てもいい。バレーしたくなったら部活に遊びに来い。ここだけじゃなくて、傳田先生にも会いに行ってもいい。遠くもないし、移動中もいい気分転換になる。
病院で専門の先生に話を聞いてもらうのも大事だ。」

「はい・・・・」

先生たちの話に涙が出た。
いつも、最近泣いてばかりだな・・・・

古賀「いっぱい泣け。
今は、心が疲れてるから、涙が出やすいんだ。おかしいことじゃないぞ。」

焦らない・・・・
元気になりたいんだ・・・・