小さな診療所３７

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酒「インフルエンザは陰性でした。
おそらく風邪ですね。寒さとストレスが重なったんでしょう。家でゆっくり休んで。

薬だしておきます。座薬は３８度超えたら使ってもいいです。
痛み止めは頭が痛いとき飲んでください。
詳しい使い方は久原、ちゃんと教えてやることと管理しろよ〜」

久原「もちろんっすよ〜」

救急外来に行ったら、混んでなかった。インフルでなくてよかった。

翼君は看護師。翼君の病棟の先生が対応してくれた。


酒「しかしまー久原にこんな可愛い彼女がいたなんて。
川村さんや阿部にも見せてやりたいな〜まぁ、元気になったら突撃訪問でもするかな。笑」

久原「そうっすね・・・・」

少し楽になったところで帰った。



久原「水分はしっかり飲めよ。
何か食えそう？おかゆでも作るわ。食って、薬飲んで寝ような。」

「おなかはすいてる・・・」

忙しくて、コンビニのおにぎり１個しか食べてない。


久原「食べさせてやろうか？」

「うん。食べさせて。」

なんか甘えたくなった。


久原「はい、あーん。

おいしいか？」

「おいしいよ・・・・」

久原「Aかわいい。
薬飲むか。これ飲んだら頭楽になるぞ。明日仕事休むやろ。俺は休み。」

「うん。先輩に言われた。」

久原「寝たら楽になるからな。」

「手、握って。」

久原「今日は手つないで寝よう。」


なんか、安心するな。

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