小さな診療所２０

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栗山ｓｉｄｅ

八「モニター付けたけど・・・・呼吸やばい・・・・

雅史！！」

けいとくんの処置。どうしよう・・・・
ぜんそく・・・・俺１人じゃ無理だ。研修医だし・・・・

立ち尽くしてしまった・・・・

八「脈、触れにくくなってる・・・・チアノーゼ出てきた・・・・
雅史！指示してくれ！！」

「・・・・」

どうしよう・・・・


永「状況は！？」

ふ・・・・やっと永野さんが来てくれた・・・・よかった・・・・

八「バイタル・・・・

チアノーゼ出てます！！」

永「やばいな・・・・大丈夫だからな？

・・・・栗山、挿管しろ。」

え・・・・俺できない。

「俺・・・・むりっす・・・・」

永「・・・・お前、それでも医者か？無理っていうなよ！医者だろ！！
助けたくないのか！？見殺しにするのか！？この子の担当は栗山だ。俺はお前の指示に従う。

もう１度いうぞ・・・・栗山、挿管しろ。」

え・・・・

そうだ。俺は医者だ。


「・・・・挿管します！
点滴に鎮静剤とステロイド・・・・ルート確保お願いします。」

八「はい！」

永「わかった。」

けいとくんの頭の後ろに回る。

「大丈夫だからな・・・・
ちょっと苦しいけど我慢な。・・・・喉頭鏡。」

八「はい。」

挿管する・・・・喉頭鏡を入れる・・・・・見えた。

「チューブ。」

八「はい。」

チューブを入れた。聴診をする・・・・


「入りました・・・・」

永「よくやった。」

八「バイタル安定しています。」


ふ〜よかった・・・・





石島「わかるか？今、管抜いてやるからな。
胸の音聞かせてな？

栗山、安定してるぞ。もう大丈夫だ。」

「よかった・・・・」

次の日の朝ＩＣＵ。けいとくんは目を覚ました。

？「栗・・・・」

「どうした？」

？「また、僕入院だよ。笑
何回目だろう・・・・救急車で運ばれるの・・・・笑」

「つらいよな・・・・」

なぜか、けいと君は笑っている。
慣れなんだな・・・・

？「また入院頑張るよ。」

「俺、決めた。救命になって、救急搬送されたけいとくんを何度も助ける。
だから安心して。」

？「うん、どうせ、また退院しても救急車で運ばれるから。
でも、採血できるようになってから言えよ。笑」

「このやろう！すぐできるようになるから！」

？「あはは！笑」


今もけいとくんは入退院を繰り返している。

俺は研修終わったら救命医になった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・完

主人公と工藤先生の人生の現実と希望（特別編）　めんたい子さんリク１→←２

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