検索窓
今日:49 hit、昨日:59 hit、合計:120,224 hit

君のこと ページ10






ご飯を食べながら山ほどある聞きたいことを聞くことにした。





まずは朝なぜ私のベッドで寝ていたか。




「あー、あれは、ぬいぐるみやったとき、常にベッドにおったし、やっぱり寝るときは人肌に触れたいっていうか、まーええやん!」




「よくはないよね!」







この家に来たとき、なぜ1日分の服しか持ってなかったか。




「それは、神様が服さえあればなんとかなるって。あとのことはAちゃんがなんとかしてくれるやろって、」




「いや、神様投げやりすぎやろ、」







なんか今全部聞いたら頭パンクしそうだから、やっぱりおいおい聞いていこう。






でも、



「のんちゃんって正式な名前あるん?
のんちゃんって私がつけたあだ名みたいな名前やし、」




「のんちゃんがむしろ名前やったからなぁ、

じゃあさ、Aちゃんが名前つけて!

ちゃんとした人間の名前!」



そんな、急に名前つけてって言われても。
簡単に決めれるもんやないし。

なんて思いながらも"のんちゃん"というあだ名で男の人の名前なら、私には一つしか浮かばない。




「よっしゃ!決めた!」



「え?なに?」



「ノゾム。望みがある、の漢字で"望"。

この名前なら、"のんちゃん"ってあだ名でもおかしくないし、ね!」





どんな反応か心配だったが、のぞむかぁ、なんて感慨深そうにしていたので、少し安心した。





でも顔にまだ心配な気持ちが出ていたのだろうか。
心配そうに見ていた私に気づくと、





Aちゃんにつけてもらう名前なら、どんなのでも嬉しいで?


俺はAちゃんと一緒におれるだけで嬉しいのに、名前までつけてもらって、ほんま幸せもんや!






そう言って、えへっと笑う君はまるで太陽のようだった。





私の側にずっといて、


君を太陽のまま輝かせることは出来るのだろうか。





そんな私のネガティブな心が顔を出す。



それを察したかのように君は、

のんちゃんは、




Aちゃんがいないと俺は笑顔になられへん。


だから出来れば、Aちゃんの側にいさせて?


Aちゃんも笑顔でいられるようにするから。





のんちゃんはもう一度優しく微笑み、私の頬を撫でた。




甘い時間→←ただいま



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (287 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
844人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まみむ(プロフ) - westtttttt2さん» コメントありがとうございます!最高の褒め言葉を頂けて嬉しいです!更新遅めで申し訳ないですがぜひまた読んでくださいね! (9月17日 20時) (レス) id: d382aa8d24 (このIDを非表示/違反報告)
westtttttt2(プロフ) - くまのぬいぐるみ 最高です!映像化してほしいくらいキュンキュンしてます!続きも楽しみにしてます!! (9月10日 7時) (レス) @page32 id: 9958797b82 (このIDを非表示/違反報告)
ももりん - 更新頑張って下さい。(リクじゃなくてすみません……) (2019年8月18日 22時) (レス) id: 03ea0da012 (このIDを非表示/違反報告)
aoringo(プロフ) - 更新遅くても構いません。まみむさんの体調が1番ですし、どうなるのかな?とワクワクしている時間も好きなので!お仕事頑張ってください。応援しています! (2018年4月8日 23時) (レス) id: 2fc81bdf76 (このIDを非表示/違反報告)
まみむ(プロフ) - 夏さん» 全然気づいていませんでした…ご報告ありがとうございます! (2017年8月24日 23時) (レス) id: 291558e5c1 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まみむ | 作成日時:2016年3月17日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。