３つ子の日常～１～ (ページ44)

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橙side

このやり取りの声に気付いたのか、たつくんとしょうちゃんが起きた。

紫「んんっ。……待って、今何時？」

青「ん、？康二？」

橙「たちゅく！しょーちゃ！」

黄『おーい。どうなってんの？』

紫「……照？」

橙「ひかくぅ、よ！」

青「８時か。…………は？」

紫「待って、分かんない。」

青「パニックパニック。」

黄『いや、俺忘れられてね？』

紫『ごめん！ちょっと待って！』

たつくんも、しょうちゃんも、ひかるくんも、みんな慌てとる。

ここで頑張ったら褒めてくれるかな？

凄いねって抱っこしてくれる？

いや、してもらうもん！

橙「たつくん、俺起こしたで？」

紫「嘘だろ？いや、待って、康二体調は？」

もぉ！今それ聞かんで！頑張ってんねん！

橙「２人とも全然起きやんから照くんに助け求めたん。」

青「これ完全に遅刻だよな。」

そう言って話しとる２人はなんかいつもと違う。

黄『なぁ、お前ら風邪引いたとか言わねぇよな？』

紫『そうなのかな？』

青『たしかに、なんかダルい気がしなくもない。』

黄『はぁ。舘さんと家行くから仕事行くなよ？康二！』

橙『どしたん？』

黄『２人が家から出ないように見張ってて！』

橙『任せとき！』

それだけ言うと、電話は切れた。