３つ子の日常～１～ (ページ40)

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３Bとの一コマページ40

青side

黒「お疲れさまです。」

青「おう。」

仕事の昼休み。

目黒とは部署は違えど、毎日昼ご飯は一緒に食べてる。

黒「康二、元気っすか？」

青「んー。調子良い方かな。」

最近の話題といえば、もっぱら康二の事だ。

というよりも違う話題に変えようとしても、どんどん聞かれるから諦めた。

黒「久しぶりに会いたいなぁ。」

青「却下。」

黒「なんでなんすか？」

青「なんか危ない気がする。」

黒「翔太くん達よりマシっすよ。」

青「はぁ？」

その後も会いたい会いたいうるさいから、仕方なく、家に連れて帰った。

青「ただいま。」

橙「おかえりぃ！」

黒「よっ。」

橙「あれ？蓮くん？」

青「康二に会いたいっつーから連れてきた。」

橙「俺に？ふふっ。ありがとぉ！俺も会いたかった！」

黒「うわ。まじ可愛い。」

橙「可愛い？誰が？」

黒「いや、なんでもない。」

康二が鈍感で良かったわ。

目黒もなに当たり前に言ってんだよ。

橙「あっ！」

青「どした？」

橙「蓮くんのご飯用意してないよ？どぉしよ。」

別にご飯なんてコンビニにでも行けば、いくらでもあるのに目の前であたふたしている。

紫「ただいまぁー。ってこんなとこで何してんの？」

黒「おかえりなさい。」

紫「目黒？」

黒「康二に会いに来ました。」

紫「うん。まぁ、とりあえず中入らね？ここ玄関だし。」

辰哉の言葉でリビングに行けば、３人分のご飯が並べられている。

橙「れんくん……ごはん………。」

黒「大丈夫。そう思って買ってきたから。」

橙「よかったぁ……。」

そんなやり取りを見てると、横から辰哉に腕をつつかれた。

紫「何これ？」

青「いきなり来たから、目黒の分のご飯作ってないって困ってた。」

紫「別に１食くらいなくても良いのにな。」

橙「あー！また、そんなこと言うて！食べなアカンで！」

黒「次は連絡するから、康二のご飯食べたいな。」

橙「もちろんやで！」

黒「ありがとう。」

そう言って頭を撫でてる。

おい。さりげなく何してんだよ！

橙「ちょっとぉ！グシャグシャなるぅ！」

黒「ははっ。」

橙「イケメンはズルいなぁ。何してもカッコええんやもん。」

黒「へぇ。俺カッコイイの？」

橙「当たり前やん！」

待って。俺らのこと忘れてない？

なんか２人の世界なんだけど？

紫「こぉじ。腹減った。」

橙「あぁ、ごめんな。はよ食べよ！」

やっぱり目黒は要注意人物だな。